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最新の有効求人倍率を労働局が発表(6月)

2023年8月3日 公開 / 2023年8月4日更新

テーマ:コラム

コラムカテゴリ:ビジネス

おはようございます。福井の社会保険労務士 北出慎吾です。8月となり、学校の夏休みも重なり人手が多く目につきますね。今年は、コロナ後、初の夏休みということもあり、旅行に行く方も多いようです。明治安田生命が発表した「夏に関するアンケート調査」によると、今年の夏休みを表す漢字は3年連続で「家」がトップですが、大きな変化が「旅」。今年は3位となり、去年の11位から大幅なランクアップです。ちなみに1世帯あたりの夏休みに使う金額は平均で約7万2600円だそうです。

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採用
福井労働局は、令和5年6月の有効求人倍率を発表しました。福井県は、1.93倍で46ヶ月連続でトップとなっています。このトップという響きは、企業にとってはあまり良くないけど、求職者にとってはたくさんの企業から自分が行きたい企業を選べるため、どちらの視点に立つかで全く違います。ちなみに全国平均の有効求人倍率は1.30倍。都道府県別に高い順として、
福井県 1.93倍
山口県 1.69倍
島根県 1.67倍
となっています。有効求人倍率は相変わらず高いですが、有効求人数は、前年同月比0.9%の減少、新規求人数は、前年同月比4.3%の減少しています。
一方、有効求職者数は、前年同月比6.0%の増加、新規求職者数は、前年同月比7.0%の増加しており、数字上で見ると、求職者数が増えていることが分かります。
なお、年齢別有効求職者でみると前年同月比で、
・24歳以下で3.5%増
・25~34歳で0.5%減 →ここだけ減少
・35~44歳で6.8%増
・45~54歳で8.3%増
・55~64歳で10.1%増
・65歳以上で5.8%増
となっています。もう少し細かく男女比を見ていくと、24歳以下、25~54歳までは男性よりも女性の方が求職数が多く、55歳以上となると男性の方が求職数が多い結果となっています。どの層を狙うかで対応も変わってきますね。
また、ハローワークの正社員と非正社員の職業紹介状況を見ると比率はやや正社員の方が高いですが、数字は均衡しており、仕事の内容によっては、非正規で募集をかける方法もひとつあるかもしれません。
物価高騰の流れから賃金を上昇させて求人する企業も増えてきました。人手不足はどの会社でも頭を悩ましています。定着に力を入れ、リファラル採用を得意としている会社もあります。(リファラルとは自社の社員から友人や知人などを紹介してもらう手法)自社の課題に向き合う。大事なことです。
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シナジー経営社会保険労務士法人
シナジー経営株式会社
北出慎吾


【編集後記】
夏に関するキーワードとして「旅」が11位から3位に一気に上がってきましたね。夏の甲子園も今週末から始まります。野球観戦も旅のひとつです。

この記事を書いたプロ

北出慎吾

社会保険労務士として企業の成長に寄り添う人事労務のプロ

北出慎吾(北出経営労務事務所)

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