コロナ禍でもミライを考える
おはようございます。福井の社会保険労務士 北出慎吾です。今週、今シーズン最強寒波の予報が出ています。春一番が出たばかりなのにと思いがちですが、北陸地方の春一番は、その後に寒波が来るということがここ最近続いています。その寒波を過ぎれば春に向かう流れ。ちょっと暖かくなってきたと思いましたが、春までもうちょっと時間がかかりそうですね。こういった大雪予報は当たらないことを願いますが、最近の予報は確率が高い。技術の進歩ってすごいです。十分注意しましょう。
今回も「心理的安全性」について触れていきます。ご存知の通り、心理的安全性が高い職場ではパフォーマンスが向上するという結果が出ています。そのため「心理的安全性」を高めようと色々な組織で会社独自の取り組みを広げています。
今日は、【ヌルい職場】と【キツイ職場】についてお伝えします。【ヌルイ職場】とは前回もお伝えしましたが、「いいよいいよ」と妥協点が低く、会社の質も上がらない状態のこととお伝えしました。あっうちのことだとドキッとした人は、まずは仕事の基準を高める行動を取ってください。
では、【キツイ職場】とはどういったものでしょうか。【キツイ職場】とは「心理的安全性は低いが、仕事の基準は高い職場」を指します。チームや組織からの助けや相談に乗ってくれる人はいないが、高いノルマを課せられる営業チームや専門分野を追求していくチームがイメージしやすいでしょうか。
【キツイ職場】は一見「士気」が高く見えますが、本当に必要な意見が出なかったり、根本的な意義や目的について確認しないため、コミュニケーションが悪く、淡々とした職場となることもあります。また上司がすぐ怒る、ミスを追求スタイルだとこのキツイ職場になっている可能性もあります。(決してミスを許容しなさいということではありません)なお、上司、先輩が忙しくて仕事を教えることが出来ない職場も心理的安全性は高くないため、キツイ職場に受け止められることもあります。(最終的には人によりますが・・・)
仕事の基準をどのあたりに設定するかは組織のレベル・成熟度によります。徐々にレベルをあげればいいと考えても一度【ヌルい職場】になってしまったら基準を引き上げることは相当な努力が必要です。高い基準の中で、心理的安全性を高める。これが理想です。
次回は、心理的安全性の中で【学習する職場】についてお伝えします。
最近はオンラインでの相談も増えていますので、ぜひこちらから。
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福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社
【編集後記】
気象庁の発表によると2月16日~17日の48時間降雪量は北陸地方の山沿いを中心に1メートル~1メートル50センチとなるところもあるようです。