中小企業白書・小規模企業白書
おはようございます。先日ようやくタイヤ交換を終えた福井の社会保険労務士 北出慎吾です。新しいスタッドレスタイヤは、「氷上性能が20%も向上しながら、17%長持ちする」というキャッチコピー??それならと購入を決め、今は雪が降っても大丈夫という妙な安心感で日々過ごしています。
アンガーマネジメントという言葉を聞いたことがあるでしょうか。直訳すると「怒りの管理方法」という意味ですが、怒りの感情と上手に付き合うための心理教育、心理トレーニングとして1970年代にアメリカで導入された手法で最近は教育現場や企業の管理職研修、スポーツのメンタルトレーニングなどにも取り入れられるようになりました。
アンガーマネジメントとは、自分の「感情の癖」を知ることで、怒りと上手に付き合えるようにすることです。同じ状況でも、イライラしている人もいれば、うまく受け流せる人もいます。働き方が多様化していく中で、自分と違う価値観を持った人が増えたり、社会全体がハラスメント対策に力を入れ始めた背景からこのアンガーマネジメントが注目されています。ハラスメントという観点から言うと、上司が部下を叱ると、本人は教育のつもりでも、部下や周りからパワーハラスメントとみなされることもあります。上司や先輩から自分が教わった方法が通じない、また昔からの習慣から抜け出せない、そして叱った結果、部下のモチベーションが下がってチームの生産性が下がる、離職が多くなるなどハラスメントから派生してイライラが生まれやすくなっています。
とは言いながらも怒りを抑えなさいということではなく、自分が何に対して怒りを覚えているのかを客観的に知り、どうコントロールするかをトレーニングすることがこのアンカーマネジメントなのです。人はよく自分の期待値とのギャップがあった時に「怒り」が生まれると言います。マイナスの感情が溜まっているほど怒りの炎も大きくなります。自分の怒りの傾向を知っておくことも大事で、日本アンガーマネジメント協会が作成した「アンガーマネジメント診断」を活用してみてください。12の質問の回答によって6タイプに分類され、どのようなことに怒りを感じやすいかを把握できます。
点数は以下を参考にしてください。
・まったくそう思わない…1点
・そう思わない…2点
・どちらかと言うとそう思わない…3点
・どちらかと言うとそう思う…4点
・そう思う…5点
・すごくそう思う…6点
【質問】
Q1. 世の中には尊重すべき規律があり、人はそれに従うべきだ
Q2. ものごとは納得いくまでつきつめたいと思う
Q3. 私は自分に自信がある
Q4. リーダー的な役割が自分の性に合っていると思う
Q5. 人の気持ちを間違って理解していたということがよくある
Q6. 簡単には解決できない強いコンプレックスがある
Q7. たとえ小さな不正でも見逃されるべきではないと思う
Q8. 好き嫌いがはっきりしているほうだ
Q9. 自分はもっと評価されてよいと思う
Q10. 言いたいことははっきりと主張すべきだ
Q11. 自分で決めたルールを大事にしている
Q12. 人の言うことをそのまま素直に聞くのが苦手だ
【計算式】
Q1+Q7 の合計点が1番高い
→「公明正大」タイプ
Q2+Q8 の合計点が1番高い
→「博学多才」タイプ
Q3+Q9 の合計点が1番高い
→「威風堂々」タイプ
Q4+Q10の合計点が1番高い
→「外柔内剛」タイプ
Q5+Q11の合計点が1番高い
→「用心堅固」タイプ
Q6+Q12の合計点が1番高い
→「天真爛漫」タイプ
選んだ回答の点数を上記の組み合わせ通りに合計します。点数の一番高いものが怒りのタイプといえます。さて、結果はいかに、、、と思いましたが、少々長くなったので続きは次回にしますね。お楽しみに。ちなみに私は「用心堅固」タイプでした。
最近はオンラインでの相談も増えていますので、ぜひこちらから。
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福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社
【編集後記】
タイヤの性能が良すぎて、「効きすぎて首とか痛めたらすみません」という追加のキャッチもいただきました。これはこれで困ります(笑)