どこからがセクハラ??
福井の経営人事コンサルタント・社会保険労務士の北出慎吾です。
九州の大雨で各地で大きな被害となりました。
友人が九州地方にいることもあり、心配していましたが、これ以上災害が大きくならないことを祈ります。
さて、今回は毎年発表される最低賃金について触れてみます。
本日もご覧いただきありがとうございます。
毎年この時期になると厚生労働省が中央最低賃金審議会を開催し「最低賃金改定」に向けて審議を行います。
安倍政権は「年3%の引き上げ」を通じて「全国加重平均1000円」を早期に達成するという目標を掲げています。
今年もその方針は堅持する一方で年明けからの新型コロナウイルスの影響により、「今は雇用を守ることが最優先課題だ」と発表しています。
企業からすると雇用の維持、売上・利益の確保がまずすべき対策であり、ここで最低賃金引き上げはかなり厳しい状況となることは間違いありません。
そういった背景もあり、中小企業団体から今年の引き上げの凍結を要望している話も上がっています。
最低賃金はこれまで全国で4年連続で20円を超える引き上げが実施されていて、2019年度の全国加重平均は27円増の901円で、初めて900円台に乗せました。
福井県でも、
2015年…732円(前年16円UP)
2016年…754円(前年22円UP)
2017年…778円(前年24円UP)
2018年…803円(前年25円UP)
2019年…829円(前年26円UP)
とここ5年で97円。ほぼ100円UPです。
先日7月6日に福井労働局でも、福井地方最低賃金審議会が開催され、2020年度の福井県最低賃金の改正を諮問したようです。
最終的には中央の判断により7月下旬ごろ最終決定します。
2020年の最低賃金、どうなることか。
働く側とすると引き上げて欲しい。企業側とすると今年は据え置きを維持したいという構図は必須ですね。
本来は、毎年上がるものではなく、能力や成果によって引き上がるのが給与。
適正な評価制度の導入によって自動引き上げの仕組みはなくしていきたいですよね。
当社では、初めて人事評価制度を導入する企業様向けに、簡単「人材育成型 人事評価制度」の導入をお勧めしています。
ぜひもしご希望があればご一報ください。
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【編集後記】
九州の大雨特別警報は、九州豪雨、西日本豪雨に続き3年連続だそうです。
本来特別警報は、「数十年に一度」の最大級の警報。
備えや保険など見直す機会も増えますね。