セミナー情報
おはようございます。
福井の経営人事コンサルタント・社会保険労務士の北出慎吾です。
北陸地方が梅雨明けしました。
なぜか梅雨明けと聞くと、嬉しい気がするのは私だけでしょうか。
夏は夏らしく、冬は冬らしくが好きですw
学生は夏休みですが、夏休みっていう響きがいいですね。
さて、それでは今日も元気に行きましょう。
やっぱりクビだ!はアウト??
吉本興業所属芸人の闇営業からトップのパワハラ発言と日々コンプライアンスやハラスメント関係が注目を集めています。
人事権のあるものが「お前らクビだ!」といえばそれは、冗談でもハラスメントや解雇宣言となります。
トップは常に勉強が必要なのです。
ではどんな言葉がハラスメントとなるのでしょうか。
茨城労働局に次のような紹介がされていました。
『暴言』
~人格の否定にならないような叱り方をしていますか?~
【事例1】
上司Aは、部下に対して、間違いをすると、「こんな間違いをするやつは死んでしまえ」、「おまえは給料泥棒だ」などと暴言を吐く。
部下が謝っても許してくれず、むしろ「存在が目障りだ。おまえがいるだけで皆が迷惑している」など、暴言を吐き続けることもある。
【事例2】
上司Bは、普段からおとなしいある部下の性格を何かにつけて面白おかしく取り上げ、「君はネクラだ」、「もっと明るい顔をしろ」などと言っている。
この間もその部下が会議でプレゼンをしたとき、何度か資料の読み間違いなどをしたことについて、発表の方法等を指導せずに、「君のプレゼンが下手なのは、暗い性格のせいだ。何とかしろ」などと言った。
→性格は人それぞれ、暗くても違う分野の仕事に力を発揮し成果を出す人もいます。教育や成長のためであっても人格面に言及するのは避けるべきですね。
厳しく叱ることも部下を指導する上で時には必要ですが、その場合も言葉を選んで、適切に対応することが必要です。
もっとも人間関係がないとすべての言葉が否定的に受け止められます。
『執拗な非難』~部下にうまく助言・指導していますか?~
【事例3】
上司Cは、ある部下の作った資料に誤字があることを見つけたが、その部下は過去にも誤字等のミスをしたことがあったため、「なぜこのようなミスをしたのか。反省文を書くように」と言った。そこで、その部下がミスをした理由や今後十分に注意すること等を記載した反省文を作って提出したところ、Cは、「内容が物足りない。もっと丁寧な反省文を書いて署名・押印しろ」などと言って三日間にわたって何度も書き直しを命じ、指示通りの反省文を提出させた。
【事例4】
上司Dは些細なミスに対して執拗に非難する。この前も、班内会議で使う資料にページがついていなかったことについて、資料を作成した部下に対し、「お前は小学生か」、「仕事のやり方が本当に下手だ」などと皆の前で起立させたまま、大声で長時間叱責し続けた。
→ミスに対しては叱ることも大事ですし、必要です。
しかし、自分の発言が人格否定になっていないか、執拗に苦しめていないか
上司は(最近は同僚も部下も)言葉選びも勉強です。
『威圧的な行為』 ~セルフコントロールができていますか?~
【事例5】
上司Eは部下の意見が気に入らなかったりすると、たびたび、椅子を蹴飛ばしたり、書類を投げつけたりする。この間も、部下の目の前で、分厚いファイルを何度も激しく机に叩き付けていた。職員は皆萎縮して、仕事の相談ができる雰囲気ではなく、仕事が全然進まない。
【事例6】
上司Fは、職員の業務上の意見に対し、自分の意向と違う時は意に沿った発言をするまで怒鳴り続け、また、自分自身にミスがあると有無を言わさず部下に責任を転嫁する。そうした言動が原因で体調を崩した部下が入院することとなったため、その部下がそれを報告したところ、「おまえの日ごろの健康管理が悪いからだ。
そんなことで休むな」と怒鳴られてしまった。
→威圧的な態度、粗暴、モノにあたるは完全なアウトです。
熱くなりすぎて、自分を見失うこともあります。
定期的なハラスメント教育やアンケートで気づきを与えましょう。
最近、ハラスメントに関するご相談が増えています。
ぜひ何なりとご相談下さい!
【編集後記】
執筆中、高校野球福井県大会の準決勝が行われています。
青春を費やした高校野球。最後まで悔いのない戦いを!!