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コラム

賞与の支給額の決め方

2018年11月29日

テーマ:労務

コラムカテゴリ:ビジネス

 賞与ってどう決めるの?


賞与算定

先日、人事評価制度に関するご相談を受けてきました。

相談内容は主に「賞与の算定方法」です。

賞与の算定方法はいくつかの方法がありますが主な決定方法は次の2つです。

・給与の〇ヵ月分
・業績連動型ポイント制

例えば、給与の〇ヵ月分という支給方法は、給与が250,000円の場合
 1ヶ月分だと  250,000円
 1.2ヶ月分だと 300,000円
 1.5ヶ月分だと 375,000円
 2ヶ月分だと  400,000円
という感じです。

ここに本人評価の結果を反映させ、±を行い賞与額を決定します。

このケースの場合、賞与原資という考え方をあまり持っていなく、何か月分を基準に考えます。

そして、賞与額が足りない場合銀行から借入して賞与を支給しています。

社員想いの社長が多いのですが、借金をして賞与を支給することにどうしても違和感があります。

「賞与は業績と連動する」

このことを忘れてはいけません。

もちろん、賞与には生活給的な要素もありますが、その多くは業績によります。

業績が良ければ賞与原資は上がる。
業績が思わしくなければ賞与原資が下がる。

社員皆で頑張れば賞与原資が上がるという意識を持ってほしいです。

そこでお薦めしているのが「業績連動型ポイント制」賞与です。

業績に連動しますのでまず、業績によって賞与原資が決定します。

給与の〇ヵ月分という支給の方法ではありません。

会社の業績、部門の業績、個人ごとの成績をもとに獲得ポイントを算出し、支給します。

この方法は賞与原資から逆算するので原資以上になることはありませんし、銀行から借入することもありません。

何より、業績を上げることによって、賞与額が増える。


業績が上がれば、堂々と「賞与がほしい、あげて」と主張すればいいのです。

賞与は業績との連動、そして人材育成の視点で支給する。

気になるなるなあという方はぜひご相談ください。

人材育成についてはこちらをクリック!!!


最後までお読みいただきありがとうございます!

この記事を書いたプロ

北出慎吾

社会保険労務士として企業の成長に寄り添う人事労務のプロ

北出慎吾(北出経営労務事務所)

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