高級機械式時計と安価な機械式腕時計の違い 時計は使わないときは止まっていて大丈夫なのでしょうか?
おはようございます。時計のベルトの修理について今日もお答えしていきたいと思います。時計の修理の基本でもありとても大切な作業なベルトの修理なのですが最近はベルト修理をしない時計店が増えてきたなぁと感じています。
昨日のことなのですがベルトの調整に持ち込んでくれたお客様が「何件も探しましたよ」「どこに行っても断られたりメーカー修理に出すといわれるのであきらめていました」と、話をしてくれます。確かに難しいベルト修理でした。
出るとの修理に1時間ほど必要ですとお伝えして、時計を預かり作業に取り掛からせていただきました。なんとか修理できてお客様が取りに来られた時に一言「たすかりました」ってお声をかけていただき昨日の一日中の仕事が充実した時間を過ごさせていただきました。この一言を頂くため一生懸命に仕事をしています。今日もコラムにお付き合いいただきありがとうございます。
金属ベルトの洗浄はしていますか?
分解掃除のときにはベルトとケースの洗浄をいたします。また、お客様からの依頼でベルトを洗ってくれと言われると1080円にて洗います。その際はお時間のほうが洗浄から乾燥まで約30分から60分くらいかかります。
超音波洗浄機によって手洗いでは届かないベルトの間まで洗うことが出来るのですがめっきのベルトやセラミックなど割れる可能性があるベルトの場合は洗いません。お客様の意見で割れてもいいから洗ってくれと言われましたら洗うのですがセラミックノベルトの場合は基本洗浄しないと思っていてください
革ベルトのループ(遊革、定革)のみが切れました。
その部分のみの交換はできません。ベルトごと交換になります。
つい先日にレディースの時計でベルトを止める輪っかが切れたと来店してくれたお客様がおられました。わざわざ来店してくれたのに付くものはありません!!って言ってしまうのもとてもお客様の気持ちに立つと言えなくて一緒に考えることにしました。ベルトを買い換えてくれたお客さまの必要としなくなった輪っかを集めているのですがこの中でつける事が出来る輪っかを付けることにしました。
ブランドの時計でしたので使い古した遊かんを使用するのは気が引けましたがお客様が喜んでくれたのでうれしく思いました。
ウレタンベルトのベルト留め、輪っか、遊かん、遊環、遊動環、は黒色限定で少しなら取り揃えていますので相談ください
溶接修理で破損前と同じくらいの強度に戻りますか?
溶接の部分によりますが接着面のおおい溶接は強度が保てます。ですが、破損前よりは強度は落ちます。ベルト交換一式が必要で何万円も必要な修理の場合は溶接で直る時は溶接をおすすめしています。
勇進堂ではお預かりして溶接する会社に送ります。当店で溶接するのではないのですが今までに20件以上依頼を受けて今のところ一度も溶接をしたところが壊れたという話は聞いていません。
溶接の跡は目立ちますか?
出来るだけ目立たないように溶接をしてもらいますが溶接跡を完全に消すことはできません。ですが、溶接の際は目立たないように配慮して取付をしてもらっています。
ほんの少しでもこのコラムからお客様の解決になればと思い書いています
参考にしていただけると幸いです
オメガ スポードマスタークロノグラフの分解掃除の展開解説はこちら
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なぜ分解掃除が必要なのか?最初に読んでいただけると時計のメンテナンスの事がわかります
松山の時計修理専門店
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E-mail:info@tokeikoubou.net
※現在、勇進堂では四国内以外の郵送で送られてくる修理の対応を控えさせていただいております。ご来店後、修理をお預かりし、修理後に県外への発送はご都合により受けさせて頂いております。県外からのお問合せをいただくお客様には大変ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。
また、各都道府県にて修理の技術者がいる時計店を紹介しているサイトがございます。もし、修理でお困りの際はご活用して頂けると幸いです。
検索サイトです。
⇒JOWジャパン(全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合)
検索の仕方が書かれています。
⇒マイベストプロ愛媛