時計を分解して洗浄して注油していきました。キャリバーcal．1120　【組み立て編】

おはようございます。個人的なことなのですが先日誕生日を迎えました。誕生日には仕事を終えると家族で近所のスケロクに食事をしに行きました。一年一年年齢を重ねていきます。あと何年間仕事ができるのだろうか？って最近思います。人生の半分近く生きてきたのですが目標ばかり見えてゴールが見えません。もっと頑張れって言われているみたいです。そんなことを考えた誕生日でした

今日からは時計を組み立てていきます。


時計の動力の供給元ゼンマイの入った香箱という部品を取付します。ここの軸には重たい歯車を回すのでとトルクに強い油を注油します。

そして歯車を抑えるための受けをかぶせます。一番受けといいます。このキャリバー1120は時々一番受けを交換が必要なぐらい部品が減っていることがあります。自動巻きを手巻きで動かす癖のある方でなおかつメンテナンスをしていない時計の場合一番受けがすり減っていて交換が必要になることがあります。この一番受けですが一万円以上する部品です大切に使ってあげてください。



歯車を組んでいくのですがそこで注油が必要です。ここの歯車は時計の回転が多く摩擦は起きるのですがゼンマイの伝達する力が弱いため注油する油は軽い油を使います。
お客様からお預かりした時計をどのように分解修理しているかを知っていただくために解説しながら説明しています。
注油に使うオイラーですが用途によって使い分けをしています。油が混ざらないようにするためです。



アンクルという部品を取り付けます。さっきもいいましたが時計店へ修理依頼して自分の時計がどのようにメンテナンスされているかはお客様は知ることが出来ません。このコラムを通して少しでも分解掃除ってのはこういう作業さんだなって知っていただけると嬉しく思います。技術者ってお客様に近い感覚も必要なのだと最近考えるようになりました









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時計修理のお直し専門店　時計工房　勇進堂


おかげさまで開業以来85年です


時間とともに修理を重ねてまいりました


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この松山の地で時間を重ねてこれからも修理に励んでいかせてください



オメガ　スポードマスタークロノグラフの分解掃除の展開解説はこちら

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なぜ分解掃除が必要なのか？最初に読んでいただけると時計のメンテナンスの事がわかります
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分解掃除や修理だけではなく時計のベルトの調整やメーカへの修理依頼もご相談ください。
　


大切にしている仕事は電池交換です。電池交換ぐらいどこで交換してもいいやって思うのは危険です！電池交換という作業は色々な経験をしてきた僕でも今でも緊張をもって交換しています。電池交換には勇進堂は命かけています。電池交換にはぜひご相談ください。



昔の時計も出来る限り修理対応させていただきます。
防水試験器もありますので防水試験をすることが出来ます。
一言、防水試験してくだいと言ってください


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