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アンティークウォッチ、復刻版。ってどんな時計?

2011年4月7日 公開 / 2014年6月3日更新

コラムカテゴリ:くらし

いつもコラムを読んでくださっている方ありがとうございます。ぼくの仕事の余談などを最後、途中に書いています。よろしければ最後まで読んでみてください。




アンティークウォッチ・・・このアンティークウォッチの境は大変難しいのですが。僕はクオーツが

             登場する前の時計の事をいいます。1970年代は微妙ですね。

             ペルシャ絨毯なんかは100年以上たっているものでないとアンティー

             クとは言わないと聞いたことがありますが。時計の場合30年以上昔の

             を僕はアンティークと呼んでいます。

アンティークの扱いは大変気を使わなければいけません。防水加工ができてない時計がほとんどで今の現行品みたいに手を洗う時につけたままとかはできるだけ避けてもらいたいです。
また、修理の時もほんとに大変です。部品はもうない時計がほとんどですので、ない場合は作るしかないのです。別作と言ってオリジナルの部品が壊れているときには元の形を想像して作ります。僕が作る場合もありますし。それを専門にしている業者の方に依頼する場合もあります。
アンティークウォッチの修理は要見積もりが必要で修理に1年以上かかるときもあります。最近では部品を製図して作り直す業者も出てきだしました。が、依頼すると修理が高額になります。アンティークの時計は大切に使っていただける方に持っていただきたいですね。



グランドセイコー1st復刻版


グランドセイコー1st

復刻版・・・新開発の商品ではなくて、過去の設計図を元に作られた商品。高価だった当時の複雑時

      計を現代の技術で再現したものもあります。比較的安く手に入れることができたりしま   
      す。レプリカ、リメークモデルなんて呼び方もしたりします。

        


                余談

復刻版の時計で最近よく見かけるのはセイコーのファイブスポーツの時計です。時計屋さんでは売っていることが少なく、洋服を扱っているブティックなどで販売していたりします。昔をおもいだしてお父さん方が購入することもあるみたいです。仕事をしていて思うのですがバンドの調整をお願いされる修理がここ最近多いと思います。時計屋さんで時計を買うのではなく通販だったりブティックなどで購入される人が増えたんだなぁ~って思います。どこで購入されようが時計は時計です。勇進堂は喜んでバンドの調整をさせて頂きます。新しい時計をさわらせていただけるのはとてもうれしいことですので遠慮せずにお持ちください。料金は500円から1000円の修理料金となります。

この記事を書いたプロ

川口誠

時計修理のプロ

川口誠(時計工房 勇進堂)

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