吉田要介プロのご紹介
一人一人の「困った」に答える、もっとも身近な法律家を目指して(2/3)
「知らない」ことで、不利益を被らせない
吉田さんが町弁を志したのは、「法律の知識がないために、不利益を被る(こうむる)人をなくしたい」という強い想いからだそうです。そのルーツは、高校時代にさかのぼります。自身の高校が生徒の自主性を重んじる自由な校風であった一方、同じ公立高校でも校則が厳しくて生徒の自治が制限されている学校が多くあったそうです。吉田さんは、そのことに大きな疑問を覚えました。
「同じ高校生なのに、自分たちで多くのことを決められる僕たちと、決めることができない彼らがいた。その違いが何なのかと考えた時に、『そもそも生徒自身が自分たちの権利について知らないことが一因ではないか』と思い当たりました」
知らないがゆえに、自分たちの不利益に疑問すら抱かずに過ごしている。その状況を改善できないかと考え、なんと吉田さんは他校に呼びかけて「生徒会連盟」を創設します。学校の壁を越えて連携し、自分達がもつ権利についての情報提供や情報交換を活発に行った結果、各高校でも次々と変化が表れたといいます。
その経験が、吉田さんの弁護士としての礎(いしずえ)を築きました。「知らないがゆえに正当な権利を行使できない。当然、得られるべき利益も得られない。世の中にも同じようなことが沢山ありますよね。それをみなさんに知らせながら、少しでも是正していくのが、弁護士である私の務めだと考えています」
仮にみんながやっても無駄だとあきらめてしまうことでも、国のように相手がどれほど大きな組織でも、臆せずに「待った」をかける。それは大きな労力と勇気がいることですが「依頼者の正当な権利を守るためには安易に妥協せず、必要に応じて訴訟することを辞さないようにしています」と吉田さん。「法律を使えば、お金や力がない私たち一般市民でも、権力を持つ人や組織とも対等に渡り合えるんですよ」と、穏やかながらも力強く語ります。
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