英検1級道場-戦い済んで、日が暮れて(46回目) 2016-2英検1級1次試験と格闘
英検1級1次試験では、時間管理が難しいという話が多く聞かれます
会場では、要約→英作文→単語と進めている方が多いそうです
多くは、ここまでで約70~80分を費やすことになります
そうなると、残り約20~30分で読解問題4問を読み込んで理解し、解答することは大変困難であると言わざるをえません
大方の場合、大問3の長文1~2問は読むことができず、マークシートを塗るだけになります
こういう人は、試験が終わって、あらためて問題に取り組むことはしないでしょう
したがって、読解問題に真剣に向かいあうことなく終わってしまいます
私は、このことは大変憂うべきことと考えています
読解力を向上させるために、英検の読解問題はしっかりと取り組んでほしいものです
なんといっても、英検の読解問題には興味深い内容が多々採りあげられており、
教養を深めるためにも多いに役立つからです
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以下に、内容の1例を掲示します
2025-2英検1級・大問3・読解問題・長文2番・800字英文記事の日本語要約(400字)
13〜14世紀に急拡大したモンゴル帝国は、長く破壊的侵略者と見なされてきたが、近年の研究はその見方を修正している。
征服は殲滅ではなく統合を目的とし、既存の政治制度を活用して多様な地域を効率的に支配した。
彼らは略奪よりも交易を重視し、「パックス・モンゴリカ」により安全な交易路を整備、為替手形などの制度を発展させた。商業を通じて多民族を結びつけ、特にロシアのモスクワ大公国の台頭を促し、後の近代国家形成に影響を与えた。
遊牧文化ゆえ monumental な遺産は残さなかったが、その柔軟性と寛容さは異文化を融合させ、安定と繁栄をもたらした。
研究者は、帝国の成功は遊牧民であったからこそ可能だったと指摘している。
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英文の読解力を高めることは、要約問題やリスニング力、さらにはスピーキング力の向上にもつながります
英検1級道場では、英語の総合力を高めるための指導を進めています
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