英検1級道場-実りの秋 最後の総仕上げに忙しい受講生の皆さん
最近、ある受講生から次のような話を聞きました
ある先生から下記のような指導を受けたというのです
「英検1級に合格するためには、次のような時間配分にするのがよいです
RおよびWの試験時間 100分
・単語問題(大問1)8~10分
・読解問題(大問2)15分
・読解長文問題(大問3)一切読まずに10問をマークだけする
・要約 25分
・英作文 50分
理由は、超難しい読解長文問題(大問3)を読んでも、10点にしかならない
だが、英作文と要約は配点が大きいので、時間かけて取り組んだ方がよい
これを聞いて、私は下記のように考えました
合格だけを目的にするのであれば、一つの方法とはいえる
ただし、要約と英作文の採点は水物なので、まったく当てににならない
要約は、内容が理解できていなくても、書いていれば最低8点をもらえる
0点になるのは白紙で出しただけ(これまでの事実として)
英作文も、同じく、そこそこ書いてあれば最低8点をもらえる
しかしながら、長文読解問題を一切読まないというのは、英検という試験に対する冒瀆としか思えません
これでもし、合格をしたとしても、英検1級合格に価値を見出すことができません
このような方法で合格したという話は、聞いたことはありませんが、
英検1級合格の実力者とはとても言えないのではないかと考えます
私の勧める時間配分は以下の通りです
・単語問題(大問1) 10分
・読解穴埋め問題(大問2) 12分
・読解長文問題(大問3) 28分
・要約 25分
・英作文 25分
とはいえ、この時間配分が達成できる人はほとんどいません
大方は、長文読解の2問目、3問目を読まずに終えてしまうかもしれません
しかしながら、最初から長文読解を一切捨てるという姿勢には、憤りを感じます
なぜなら自分自身の英語力向上に対する取り組みを一切捨ててしまうことにつながるからです
英語学習の道は、英検1級合格で終わりではありません
英検1級合格は、英語の4技能の総合力の結果として考えるべきものです
しっかりとして英語力を身に付けて合格することが本筋と言えるでしょう
英検1級道場では、英語の4技能を総合的に鍛えるレッスンを提供しています
弱点を克服し英語力をアップさせたい方はお問い合わせください
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