英検1級道場-今日、48回目の1級一次試験を受けてきました
「英検のリスニングの点数を上げるために問題を先読みすべきでしょうか?」
という質問がありました
答えは、明確に「NO!」です
理由は簡単です
■先読みするために使う時間がもったいない
WEB上にはリスニング対策として、5分くらいかけて問題を先読みした方がよいという記事が多く見受けられます
私は、反対の意見です
英検1級の筆記試験時間100分では、圧倒的に時間が足りません
56回受験している私でも、要約、英作文、単語問題を解答するのが精一杯です。推敲する時間もありません
その中で、5分をリスニングの先読みに費やすのは、まさしく自殺行為と言えます
■先読みしてもリスニングの理解の助けになることはあまりない
英検では、設問が放送の後になります
そのため、何を聞かれるかわからないのに、先読みしても助けにはなりません
一方、TOEICでは、設問と選択肢が最初からか問題用紙に印刷されています
先に読んでおくと、放送内容を推測することが可能です
このため、TOEIC対策本には、先読みするように指示をしています
英検1級道場にはTOEICリスニングで高得点だった方が受講しに来ますが、ごく一部の例外を除いて、リスニング力が高いと評価できる人はほとんどいませんでした
反対に、英検のリスニングで高得点をとれる人は、TOEICのリスニング形式に慣れれば、高得点を取ることができる例が多いです
よって、英検のリスニング対策は以下を推奨します
・放送を集中して聞く
・意味をしっかりとつかむ
・選択肢を正確に読む(1級や準1級では放送された英文とは異なる文章で書かれている)
・英検1級、準1級のパート3はsituationとquestionを正確に読む
いずれにしても、放送内容をしっかりと聞いて理解していれば、選択肢を選ぶのに迷うことはありません
英検1級や準1級では、たまに意地の悪い書き換えもあり、選択に迷うのですが、例外と言えると思います
試験では、心を落ち着けて集中して取り組みましょう
試験は、なんと言っても体力、気力勝負です



