英検1級道場ー道場で学んでいる受講生の年代を分析してみました

山中昇

山中昇

テーマ:道場のレッスンはこんな感じです

最近、小学生の受講が多いような印象が強かったので、数字で確かめてみました

答えは、小学生以下が16%、社会人が56%
私の印象と実態とは、かなりのズレがある
ことに驚愕しました

<英検1級道場の受講生分析>(2025/01/01~2025/03/30累計)

・幼稚園年長 1名(1%)     2級合格目標
・小学生   9名(15%) 1級目標1名、準1級・2級目標8名
・中学生   8名(13%) 1級目標4名、準1級1名、3級1名、1級合格後継続2名
・高校生   5名(8%)   1級目標5名
・大学生   4名(6%)   1級目標2名、準1級2名、他1名
・社会人(~60歳未満) 17名(28%) 1級目標15名、1級合格後継続1名、他1名
・60歳以上  17名(28%)  1級目標14名、準1級1名、1級合格後継続2名

合計 61名 *卒業生を含めた累計


最近、小学生がやたら多いという印象でしたが、そんなことはありませんでした

社会人(~60歳未満)とはいえ、17人中16人は40歳以上ということです(若干名年齢不詳の方もいますが)

また、60歳以上の向学心に燃えるシニアが17名で28%、こんなに多いと思いませんでした

つまりは、社会人(40歳以上)が60%近くを占めているということです
日本人はいくつになっても向上心が強いということだと思います

なぜ、小学生が多いと感じたのか、あらためて考えて、次のような推論を立てました

①特徴のある子供が多い(大人顔負けの博識な子供が多い)
②英検1級を受ける小学生という意外性が強い
③私を友達扱いするような親しさがある(大人は緊張するらしいが)


以上のことから印象が強い子供が多いように感じました

20代から30代が少ないのは、働き盛りで仕事に忙しく、英検1級の勉強をするような時間がとれない、と考えられます
また、この年代は英検よりもTOEICを受けているのではないか、という意見もありました

40代以降になると、いわゆる「やり直しの英語」になるのでしょうか
60代以降は「やり残した英語」に取り組みたい、このままでは死ねないという執念が伝わってくるように思います

さらに、英検1級合格後も継続して受講している方が、40代以上で7人、中学生で2名います
英検1級に一度合格したから終わりということではなく、さらに磨きをかけたいという方も続けて在籍しています

小中高生は、学校の英語の成績を上げたい、受験で有利になるように合格したいという必要に迫られての受講が見受けられます
大学生は就職に直結するようにということでしょう

コロナ禍が落ち着いて、受講生の年代も変わってきました
以前は、働き盛りの受講生も多かったのですが、今は子供とシニアに偏ってきています
これは、時代とニーズの変化が反映しているということです

日本社会のあらゆる場所で同じようなことが起こっているのではないかと推察されます

振返ると、2009年4月に「英検1級道場」を立ち上げた時は、6名の生徒全員が社会人でした
時が経つのは本当に早いと実感します

これからも英語学習の状況が大きく変わっていくのは間違いありません
少子高齢化、グローバル化の進展、AIの急速な普及がキーワードだと予測します
英語学校も、教師も質が問われ、淘汰が激しくなることは間違いなさそうです

年齢に関わらず、英語の実力をしっかりとつけたいという方は、下記を参照ください
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/seminar/

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山中昇
専門家

山中昇(英語講師)

英検一級道場

英検1級1次・2次試験合わせて通算90回合格という実績と経験を生かし、朝7時から夜10時までオンライン(zoom)マンツーマンでの英語レッスン。年齢・場所不問、世界中に受講生あり。オフ通いも可能。

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