英検1級道場-覚悟はあるか? 受講希望者への問い
「英検準1級と1級の間には、巨大な壁がそびえている」
そのような話をこれまで何度も掲載してきました
その中でも、具体的な内容について詳しく述べていきたいと思います
今回は、リーディングの単語問題(大問1)について解説します
英検準1級の単語問題は9割正解とれる
しかし、1級になると自信をもって正解できるというレベルが25%程度
なんとなく当たってしまった、が、25%程度
つまり、準1級の単語問題で90%正解できるという人でも 1級の問題となると、正解が50%程度だということです
また、準1級に正答率90%で合格した人であっても、1級の単語問題を解くと、3分の1程度しか知らないというのがほとんどです
これは、単語問題1問には4つの単語・熟語の選択肢があり、25問だと100個の単語・熟語があるが、その1/3くらいしか知らないという事実です
これまで準1級を合格して1級を目指す受講生が多々いらっしゃいましたが、ほとんどの方が上記のような状態でした
英検1級の単語問題は、ネイティブにとっても難問奇問なのでしょうか?
そんなことはありません
答えは、明確にNOと言えます
アメリカの優秀な高校生であれば、満点をとれる問題です
英語圏の大卒の社会人であれば、当然満点です
以上は、私自身が直接確認した事実です
日本でも、大卒の社会人であれば、全国紙や日経新聞などを隅々まで読んで理解することができます
小学生、中学生では、すべてを理解することができません
英検1級は、日本における大卒の社会人を対象にした英語の試験です
当然、大卒レベルの知識と教養が必要です
リーディングの大問1は単語クイズとして勉強しないでください
あくまでも、英文読解の基礎として取り組むべき問題です
短い用例が理解できなければ、長文を読むことはできません
地道にコツコツと語彙力を増やしていく努力を続けていきましょう