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最近読んだ英文記事の中に、下記のような表現がありました
Japan needs nuclear to fulfill its promise of achieving carbon neutrality
by 2050
日本は2050年までに、カーボンニュートラルを達成する必要がある、という意味です
私は、カーボンニュートラルという言葉について、不可思議な意味を感じています
カーボンニュートラルとゼロエミッションは異なるということです
文字通り、ゼロエミッションは出さないのです
カーボンニュートラルとは、二酸化炭素について、実際は発生しているのに、発生していないと考えるという内容です
植物由来のエネルギー源であれば、植物が生存しているときには、光合成によって二酸化炭素を吸収している
その後植物をエネルギー源として使用したい場合には、生きていたときに吸った二酸化炭素を出しているのだ
だから、トータルでいえば、プラスマイナスゼロである、という理屈です
実際には、植物由来のエネルギー源であろうと、燃やせば二酸化炭素は発生しています
つまりは、この議論は方便と言えます
環境問題に取り組む必要はもちろんありますが、実際には単なるつじつま合わせではないかとの疑問があります
この議論でいうなら、石炭や石油はもともと、過去に植物であったものです
したがって、化石燃料は、長い時間は経っていますが、生きていたときには二酸化炭素を吸収していたはずです
同じと言えば同じはず、納得がいきません
もしかすると、以上の議論は私の知識不足かもしれません
ご指摘いただけるのであれば、修正をお願いします
もうひとつのおかしな議論
現在は、電気自動車への移行が世界中の義務であるかのような議論になっています
現実には、2024年2月現在東京電力の発電量の81%は火力発電所です
大量の二酸化炭素が出ています
すなわち、電気自動車が普及すればするほど、火力発電所は出力を上げなければいけません
さらに二酸化炭素が出まくってしまいます
電気自動車は二酸化炭素は出しません
しかし、電気自動車を走らせるための電気はその大半が火力発電所で作っており、大量の二酸化炭素が発生することになります
矛盾だらけと言えます
英検1級道場では、レッスンの中で以上のような議論についても受講生と話していきます
多面的な考え方を養うように指導をしています