英検1級道場-バイデン大統領のState of Union(一般教書演説)の中の「妊娠中絶の権利」に関する点について書きます

山中昇

山中昇

テーマ:道場のレッスンはこんな感じです


バイデン大統領がState of Unionの中で、妊娠中絶の権利擁護の立場を鮮明にしています
前任者のトランプ氏とは真反対です

下記が、演説の中の該当部分です
時間がある方はお読みください

この中で、Roe V Wade という単語が5回出てきます
これは、アメリカでは有名な話であり、妊娠中絶議論には必ず出てくる話です

日本では、一般的に、妊娠中絶は当然の話として受け入れられますが、アメリカではそうではなく、いつも国論を二分する大議論の一つです
これは、聖書と関係があるからだと認識しています

人間は神様が作ったちっぽけな存在
その人間が、神から与えられた命を自分勝手にいじることは神への冒涜であり、許されない
(極端な立場をとる宗派は人間による医療行為も認めません―エホバの証人など)
この点だけで考えても、アメリカはキリスト教の影響が絶大な国です

キリスト教を知らずしてアメリカの本質を見ることは難しいと言えるようです
英検1級道場では、レッスンの中でこうした点についても触れることで英語力を高める試みを続けています

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下記は、Roe V Wade に関してChatGPTから得た情報です
わかりやすく解説してくれていて、私の理解とも基本的に合致しているので、紹介します

アメリカの中絶に関する法的議論の中で最も重要な事件の一つが、1973年の「Roe v. Wade」です。この事件は、アメリカ合衆国最高裁判所の判決によって、女性の権利と医療上のプライバシーの観点から、中絶を合法化することを確認しました。

この事件の主要な当事者は、ジェーン・ロー(通称:ロー)として知られる未婚のテキサス州の女性でした。彼女は匿名で訴訟を起こし、テキサス州の中絶法が彼女の権利を侵害していると主張しました。ローの主張は、憲法が個人のプライバシー権を保護しており、それには中絶の選択も含まれるべきだというものでした。

一方、当時のテキサス州検事総長であるヘンリー・ウェイドがロー対テキサス州の被告側を担当しました。ウェイドは、テキサス州の中絶法を支持し、中絶を合法化することに反対しました。

最終的に、1973年の最高裁判所の判決では、中絶は合法であり、女性の権利と医療上のプライバシーに保護されているという見解が示されました。これにより、アメリカ合衆国の全ての州において、中絶は合法化されました。

この判決は、アメリカ社会において非常に論争を巻き起こし、今日でも議論の的となっています。

山中注:この話には続きがあります。信じられないような展開があったのです

Jane Roeことノーマ・マコーヴェイ(Norma McCorvey)が、再洗礼派の牧師フィル・エンデルトン(Phil Enslow)と出会い、彼の影響を受けて立場を変えたことは事実です。彼女は後に、中絶に反対する立場を取り、中絶の合法化に関わったRoe v. Wade事件に対して後悔の念を示すようになりました。

マコーヴェイは、1995年に再洗礼派のキリスト教徒として洗礼を受け、その後中絶に反対する活動に積極的に参加しました。彼女は「ロー」の象徴的な存在として、中絶に関する立場を転換し、法廷での判決を覆すように行動しました。彼女は後に、中絶に反対する法的な動きや活動に関わり、中絶を選択する権利に対して積極的に闘いました。

ただし、マコーヴェイは裁判の中で「ロー」としての匿名性を保持していたため、その立場が判決を覆すかどうかについては論争があります。彼女は法的手続きにおいて直接的な影響力を持つ立場にはなかったため、彼女の立場転換が判決自体に大きな影響を与えたかどうかは議論の余地があります。

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バイデン大統領「一般教書演説」の中の、妊娠中絶に関する部分の英文です

And history is watching another assault on freedom.
Joining us tonight is Latorya Beasley, a social worker from Birmingham, Alabama. 14 months ago tonight, she and her husband welcomed a baby girl thanks to the miracle of IVF.

She scheduled treatments to have a second child, but the Alabama Supreme Court shut down IVF treatments across the state, unleashed by the Supreme Court decision overturning Roe v. Wade.
She was told her dream would have to wait.
What her family has gone through should never have happened. And unless Congress acts, it could happen again.

So tonight, let’s stand up for families like hers!
To my friends across the aisle, don’t keep families waiting any longer. Guarantee the right to IVF nationwide!
Like most Americans, I believe Roe v. Wade got it right. And I thank Vice President Harris for being an incredible leader, defending reproductive freedom and so much more.

But my predecessor came to office determined to see Roe v. Wade overturned.
He’s the reason it was overturned. In fact, he brags about it.
Look at the chaos that has resulted.

Joining us tonight is Kate Cox, a wife and mother from Dallas.
When she became pregnant again, the fetus had a fatal condition.
Her doctors told Kate that her own life and her ability to have children in the future were at risk if she didn’t act.

Because Texas law banned abortion, Kate and her husband had to leave the state to get the care she needed.
What her family has gone through should never have happened as well. But it is happening to so many others.
There are state laws banning the right to choose, criminalizing doctors, and forcing survivors of rape and incest to leave their states as well to get the care they need.

Many of you in this Chamber and my predecessor are promising to pass a national ban on reproductive freedom.
My God, what freedoms will you take away next?
In its decision to overturn Roe v. Wade the Supreme Court majority wrote, “Women are not without – electoral or political power.”

No kidding.
Clearly, those bragging about overturning Roe v. Wade have no clue about the power of women in America.
They found out though when reproductive freedom was on the ballot and won in 2022, 2023, and they will find out again, in 2024.
If Americans send me a Congress that supports the right to choose, I promise you, I will restore Roe v. Wade as the law of the lan

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山中昇
専門家

山中昇(英語講師)

英検一級道場

英検1級1次・2次試験合わせて通算87回合格という実績と経験を生かし、朝7時から夜10時までオンライン(zoom)マンツーマンでの英語レッスン。年齢・場所不問、世界中に受講生あり。オフ通いも可能。

山中昇プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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