英検1級道場-見知らぬ読者から、心温まるメッセージが届きました
8月15日から18日まで、4日間の休みをとりました。
今回は、山形県の最上三十三観音霊場巡り、出羽三山巡りを実行しました。
最上三十三観音霊場巡りでは、民衆の厚い観音信仰を感じました。
出羽三山巡りでは、修験道の伝統と歴史を学ぶことができました。
今回3泊目は、羽黒山の宿坊に泊まりました。
修験道の行者の方が宿泊される場所であり、朝は護摩焚きの神事にも参加しました。
修験道といえば、山伏の姿を連想します。
朝の儀式を見ると、仏教でいうなら天台宗や真言宗の護摩焚きと神道の祝詞とが融合したような感じで、とても興味深く思いました。
時代の変化の中で、修験道に関わる方たちの生活も大きく変わってきているようです。
宿坊に一般の方を宿泊させたり(インターネットの予約サイト活用)、建物の修復にクラウドファンディングを使うなど、時代に応じた対応を迫られているそうです。
このような時代変化についていけないと、廃業せざるを得ない状況にも陥りかねないとのことでした。
一方、最上三十三観音霊場巡りでは、お参りをすると御朱印帳を書いていただきます。
今回は、三十三か所プラス番外で三十四か所を廻りました。
そのうち、約三分の一は無住の観音堂であり、近くの方が別当として御堂を守っているということでした。
檀家がないお寺もあり、ボランティアの方が清掃されている場所もありました。
観音堂の場所によっては、集落で持ち回りで別当役を務めているところもありました。
このような方たちのお陰で、日本の伝統文化が守られているのだと痛感しました。
山形県は、2回目の訪問でした。
印象としては、見渡す限りの田んぼ、果物畑、急峻な山。至る所に神社、お寺。
そのような中に、少しだけ人家がある。
圧倒的に自然が主役な土地柄だと感じました。
コンビニは主要道路に点在しており、たいへん重宝しました。
都会だけではなく、田舎にこそ必要だと思います。
たまに地方に行くと、恵まれた自然環境にいるなと感じるのですが、年をとると田舎暮らしは難しいのではないかなと思います。
(車の免許がないと、生活できない)
今回も観音巡りを通じて旅を満喫することができました。