英検1級道場 2015-1英検1級試験問題研究 パス単は有効です
ある英文記事を読んでいたのですが、温度について触れられていました。
Celcius(摂氏)とFahrenheit(華氏)について説明します。
どちらも温度の表現です。
Celciusは摂氏。Fahrenheitは華氏。
2つの数字については、下記の1次方程式が成り立ちます。
F=C✕1.8+32
C=0のとき、F=32
C=10のとき、F=50
C=20のとき、F=68
C=30のとき、F=86
C=40のとき、F=104
すなわち、Cが10度上がるごとに、Fは18度上がるということです。
昔は小学校の教室に大きな水銀柱の寒暖計がぶら下げてありました。
CとFと両方の表示がありました。
アメリカやイギリスでは、学校では温度は摂氏、長さはメートル法、重さはグラムを教わります。
ところが、日常生活では、相変わらず、温度は華氏、長さはマイル、ヤード、インチ、重さはボンド、オンス、量はパイント、ガロンなどを使います。
イギリスの旅行雑誌を見ると、冬のポルトガルの気温は68度、などと書いてあります。
これは、華氏で表現しています。
摂氏なら20度です。
摂氏と華氏について、私は強烈な思い出があります。
中学2年生のとき、New Prince Readersという英語の教科書を使っていました。
その中に、以下のような話がありました。
男の子が風邪をひいてベッドに寝ていました。
お医者さんが往診し、注射を打ち、母親と話していました。
男の子は、2人の会話を小耳にはさみ、ふとんをかぶってシクシクと泣き始めました。
母親が心配して、なぜ泣くのか理由を聞きました。
男の子は言います。
「僕はもう死ぬんでしょ?! お医者さんが熱が100度あると言ってた。学校で100度は水が沸騰する温度。僕は体が100度になって沸騰して死ぬんだ」
母親が息子に言いました。
「お医者さんは、Fahrenheit(華氏)で言ったの。Celcius(摂氏)なら、37.8度。少し熱があるくらいだから大丈夫なのよ」
よほどに印象深かったのでしょう。
57年後の今も、鮮明に記憶に残っています。
摂氏38度(38°)は、38 degrees Celcius (Centi grade)と言います。
摂氏のCは、CelciusのCです。CelciusはSwedenの科学者。
華氏のFは、FahrenheitのF。FahrenheitはPolandの科学者。