英検1級道場ー英国王チャールズ3世の戴冠式で感じたこと

山中昇

山中昇

テーマ:その他、番外


英国王チャールズ3世の戴冠式がテレビで放映されました。
この機会に英国という国について、知識の整理をしているところです。

まず、英国の国名。
The United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland

イングランド、ウェールズ、スコットランドの3つを合わせて、Great Britainと呼びます。
すなわち、英国は、イングランド、ウェールズ、スコットランドの3連合王国(イギリス本島)と北アイルランド(飛び地)で成り立っている国です。

グレートブリテンは、グレートという言葉のニュアンスから、大英帝国と訳されることがありますが、今は、そんな体制は存在しません。
おそらく、大英帝国に近いニュアンスで言うなら、Common Wealth  または Common Realm だと思われます。

日本語ではイギリスと呼びますが、戦国時代に日本にやってきたイギリス人に国名を聞いたら「イングリッシュ」と答えたのが、日本人には「エゲレス」と聞こえたという説があります。

因みに、「ラムネ」は「レモネード」がなまったものだと聞いたことがあります。

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下記はWikipediaからコピーした記事です。
現在のコモンウェルスは1949年のロンドン宣言(英語版)によって正式に構成され、共同体を近代化して加盟国を「自由で平等」なものとして確立した[9]。加盟国は、56ヶ国。

コモンウェルス首長(英語: Head of the Commonwealth)は現在、イギリス国王のチャールズ3世(在位:2022年9月8日 - )である。国王は、君主制である加盟国20ヶ国のうち15ヶ国の元首であり(イギリス連邦王国)、他の5つの君主国は独自の君主を持つ。他の36の加盟国は共和制である。
山中注:イギリス連邦王国-カナダ、オーストラリア、ニュージーランドを含む

加盟国は相互に法的義務を負っていないが、英語の使用や歴史的な繋がりを通じて繋がっている。民主主義・人権・法の支配といった共通の価値観はコモンウェルス憲章[10]に明記されており、4年に1度のコモンウェルスゲームズによって推進されている。

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現在の英国は、EUから離脱しています。
最近の地方選挙では、与党・保守党が大きく力を失い、次の総選挙では野党・労働党が政権をとるのではないかと予想されています。

また、スコットランドではEU残留を希望する住民が多く、英国からの独立を果たしEU参加を希望する傾向が強くなっているとの報道もあります。

北アイルランドでは、EUに参加している南のアイルランド共和国との間で貿易に不都合が生じています。このため、北アイルランドは南との合併を視野に入れ、島全体がEU加盟のアイルランド共和国となる事態も考えられています。

2021年日本でラグビー世界大会が開催されたとき、アイルランドは南北連合チームとして参加しました。
こうすることに何の不都合もない中で、アイルランドがひとつの独立国になる前触れではいかと一部で報道されました。

英国は今でも、インド洋、太平洋地域に旧植民地の権益を維持している関係から、最近の中国の海洋進出に警戒感を示しています。
TPPにも参加し、アジア方面での活動を活発化させようとしています。

この状況下、今後は日本との交流もさらに盛んになっていくと考えられます。
これからも英国の動きに注目していきましょう。

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山中昇
専門家

山中昇(英語講師)

英検一級道場

英検1級1次・2次試験に通算85回合格という実績と経験を生かし、朝7時から夜10時までオンライン(zoom使用)マンツーマンでの英語レッスン。年齢・場所不問につき、世界中に受講生あり。オフ通いも可能。

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