英検1級道場-受講者と昼食しながら懇談しました
英検1級道場では、インターネットを使って(主にzoom)、年間約2000時間のオンラインレッスンをしています。
これに付帯業務を加えると、年間約2400時間をインターネットを使って過ごしていることになります。
普段はほとんど問題なく便利に使っています。
そんな日常が、ある日突然に消えてしまうことがあります。
先日(土曜日の朝)、7時15分からレッスンを予定していましたが、突然zoomがつながらなくなりました。
いくつかのサイトは閲覧できるものの、zoomや仕事に関わりのあるサイトと一切つながらないのです。
かろうじてメールのやりとりはできました。
夕方まで予定していた9人の受講生にメールで連絡し、お休みのお願いをしました。
自力ではいかようにもならず困り果て、日ごろから親しくしている知人に連絡をしました。
プログラム開発などをするSEなので、すぐにオンラインで診断してくれました。
あれこれチェックしてくれたのですが、オンラインでは問題が特定できず、急遽来訪してくれることになりました。
お休みの土曜日のうえに、前日は夜更かししていたということでしたが、とりあえず駆けつけてくれました。
あれこれ原因を探りながら作業を進め、原因が判明するとあっという間に解決しました。
正常につながるようになったことを確認し、安堵しました。
原因は予想外のものでした。
パソコンも、ネット接続も正常で問題なし。
原因は光回線を使っているルーターのパスワード設定が古いままであったことでした。
土曜日の朝から新しいパスワードでなければ、使えなくなったようです。
思い出したことがあります。
半年くらい前に、プロバイダーから連絡があり、プロバイダーが提供しているメールアドレスが乗っ取られて不正に使用されているため、被害が広がらないようにパスワードを変更するよう連絡がありました。使っていないメールアドレスでしたので、削除をお願いしましたが、できないということでパスワード変更と着信拒否設定をしてもらいました。
ルーターのパスワードは自分で設定し直さなければならないということでした。
インターネット上でルーターのパスワード設定の変更方法を調べたのですが、マニュアル通りやっても先に進まず、よくわかりませんでした。変更しなくても依然として使えたため、そのまま使っていました。
とくに問題なく使えていたので、すっかり忘れていました。半年経ってルーターの古いパスワードではつながらなくなったようです。言わば、執行猶予期限が切れたようです。
原因特定が難しかったのは、つながるサイトとつながらないサイトがあったためです。
一切つながらないのであれば、おそらく原因がもっと早く特定できたのではないかと思います。
もっとも、特定できたとしても、プロバイダーに電話がつながらないので、回復までにはもっと時間がかかったでしょう(土曜日ですし)。
この事件から得た教訓は以下の通り。
①IDやパスワードはしっかり管理して、すぐに対応しておくこと。(銀行口座なども同じ)
②インターネットを使う社会(オンライン)で便利になっても(なればなるほど)、最後に頼りになるのは人間の誠意ある対応(対面、オフライン)であること。
日ごろからよい付き合いをしておくことが、インターネット社会でも生き延びるための必須条件だと痛感しました。
正常に戻った後に、一緒に食事に出かけ(昼食タイムだったので)、焼肉を堪能しました。
もしも業者さんに来てもらったら、数万円かかり、直るかどうかもわからないところでした。
その後に、その知人に予備機の設定も含めて完璧なインターネット環境をつくってもらいました。
トラブルがあったのは不幸であり、受講生には迷惑をかけてしまいましたが、人間関係はありがたいものだと痛切に感じています。
感謝です。