英検1級道場-天国の伴侶が応援してくれた27回目の英検1級2次試験合格
高校生をサポートしているのですが、校内試験に出される英語の読解問題の中に、これは、下記のどの英語の格言が当てはまる内容かという設問が出てきます
ちょうどいい機会だったので、ネットで検索したら、たくさんの記事が見つかりました
一番内容が豊富で、整理整頓されていたページからコピーして貼り付けたものをシェアします
昔だったら、何冊も参考書を調べ、抜きだして(書き出して)、一覧に編集しなおすという作業が必要だったのですが、今は、インターネットで検索すれば、無料で、高品質な情報を、ほんの数分で入手し、使いやすい形で編集できます
学習環境が劇的に向上しています!
課題があるとすれば、数えきれないくらい多くの情報から、高品質で使いやすいものを選ぶ能力を養うことです!
この便利な環境下、情報を得る(与える)だけなら英語学校は不要です
ほとんどすべての情報が、居ながらにして、瞬時に、無料で手に入ります!
つまり、英語学習者の一人一人のニーズに懇切丁寧に答えることができる学校だけが必要とされ、お金を払ってもらうことができるのです!
言い換えれば、生き残れる学校の条件は、生徒に知恵や情報を伝えるだけではなく、生徒がそれを理解し、使いこなせるようにサポートしていくことです
英検1級道場は、そうした時代の要請にこたえていくことを使命としています
興味がある方は声をかけてください
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下記は、ネットに出ていたページを貼り付けたものです
すべて理解/納得できるのですが、一つだけ例外があります
It is a long lane that has no turning.(待てば海路の日和あり)
どんな長い道でも必ず曲がり角がある。夜明け前が一番暗いに似た表現です。
この解説は納得できません
何故なら、素直に直訳すれば、「それは、曲がり角のない長い道です」
この英文を見て私が即座に連想したのは、
・単調な一本道がどこまでも続いている→そのうち飽きてしまうので途中で方向転換が必要
・単調な一本道がどこまでも続いている→解決策が見えず、今の苦労はずっと続くので覚悟が必要
これが、どうして上記のような解釈になるのでしょうか?
この疑問に対する一つの解答が、知人から得られました
Prov. Bad times cannot continue forever.; Things will soon improve. Nancy: It's been six months, and neither one of us can find work. I'm afraid we're going to lose everything. Bill: Don't despair, honey. It is a long lane that has no turning. Your luck has been bad for a long time, but it is a long lane that has no turning. I'm sure things will change soon
これは、下記の意味ですね
・単調な(苦しい)一本道がどこまでも続いている→今の苦労もいつまではも続かない、そのうち、事態が好転し、いいことがあるだろう
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So many men, so many minds.(十人十色)
「人の数だけ心に思っていることは違う、意見は違う」といった意味です。人それぞれ好みも違います。
Failure teaches success.(失敗は成功のもと)
失敗が成功を教えてくれる。たった3単語で表現され、構造はシンプルですが奥深い人生の真理です。
It is no use crying over spilt milk.(覆水盆に返らず)
直訳すると、「こぼれたミルクを見て泣いても無駄だ」となります。It is no use ~ingの表現には汎用性があります。
The early bird catches the worm.(早起きは三文の徳)
早起きの鳥には虫を捕まえるチャンスがあります。Early birdは早起きな人という意味でよく使います。
Out of the mouth comes evil.(口は災いの元)
語順が入れ替わっている、倒置構文です。「災い、悪事が口から出てくる」が直訳になります。
Better to ask the way than go astray.(聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥)
go astrayは、「道に迷って」という意味です。道に迷うより、道を訊いた方がよいという教えです。
He that will lie will steal.(嘘つきは泥棒の始まり)
短い文の中にwillが2回も出てきますが、Heを修飾する「that will lie」が入っている構文です。
Misfortunes never come singly.(泣き面に蜂)
直訳すると、「不幸は単独でやって来ない」となります。不幸を表すのがMisfortunesと可算名詞なんですね。
Seeing is believing.(百聞は一見にしかず)
見ることは信ずることである。動名詞のほか、不定詞「To see is to believe」も使えます。
A word is enough to the wise. (一を聞いて十を知る)
直訳すると、「一言が賢者には十分だ、賢者には一言で足りる」となります。
Don’t teach your grandmother to suck eggs.(釈迦に説法)
「自分の祖母に卵の吸いだし方を教えるな」という意味です。suck eggsには、「ずるく立ち回って甘い汁を吸う」の意味もあります。
When poverty comes in at the door, love flies out of the window. (金の切れ間が縁の切れ目)
直訳すると、「貧困が戸口に入ってきたら愛が窓から飛んでいく」です。in とatと前置詞が続くのが不思議な印象かもしれません。
Love me, love my dog.(坊主憎けりゃ袈裟まで憎い)
私を愛するなら私の犬も好きになって。「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」とは逆のアプローチですが同じ意味と言っていいでしょう。
After the storm comes a calm. (雨降って地固まる)
「嵐の後には静けさが来る」という表現です。「嵐の前の静けさ」と出てくる言葉は似ていますが、意味が異なります。
He that would the daughter win, must with the mother first begin.(将を射んとせば馬を射よ)
「娘を獲得したければ、まず母親から始めよ」といった表現です。日本語の勇ましい表現より随分とチャーミングです。
winとbeginで韻を踏ませるために語順が入れ替わっています。
Kill two birds with one stone.(一石二鳥)
イギリスのことわざに由来します。
All is well that ends well.(終わりよければすべてよし)
こちらもイギリスから来たもので、シェークスピアの作品名が由来とされています。
仕事や人生においてうまくいかないとき「その努力の先に幸せが待っている」といったことわざに励まされたことがあるかと思います。英語の表現もこの機会に知っておきましょう。
Rome wasn’t built in a day.(ローマは一日にして成らず)
これは有名ですね。1545年、「エラスムスの諺」に中世フランス語の言葉の翻訳として掲載されたと言われています。
When in Rome do as the Romans do.(郷に入っては郷に従え)
こちらもローマがらみの表現です。習慣やポリシーを変えてでも、周りに合わせることで成功する道もあります。
Better late than never.(遅れても、やらないよりはまし)
たとえ遅くとも、まったく手を付けないよりはましです。後手に回っても、その努力をはじめましょう。
Nothing comes of nothing.(無から得られるものはなし)
無からは何も生じない、蒔かぬ種は生えぬ。大変でも、一歩を踏み出すことが重要です。
Never put off till tomorrow what can be done today. (今日できることは明日まで延ばすな)
早めに対処する勤勉さを促す表現です。トルコには、「明日出来ることは、今日するな」という逆の表現も。
No pain, no gain.(虎穴に入らずんば虎子を得ず)
苦労なくして利益なし。価値があるものを得るためには、努力や苦労はつきものなのです。
Where there is a will, there is a way. (為せば成る、なさねばならぬ何事も)
直訳すると、「意志のあるところには方法がある」となります。Willは「意志」という意味の名詞です。
It’s always darkest before the dawn. (いつでも夜明け前が一番暗い)
苦労しているとき、この表現でアドバイスされることが多いかもしれません。夜明け前は一番寒くもあります。
It is a long lane that has no turning.(待てば海路の日和あり)
どんな長い道でも必ず曲がり角がある。夜明け前が一番暗いに似た表現です。
Everything comes to him who waits.(待つ者はどんなことでも叶えられる)
「待てば海路の日和あり」と似た表現です。直訳すると、「待つ人のところへはどんなものでもやってくる」となります。
Hope for the best, but prepare for the worst. (最善を望み、最悪に備えよ)
備えあれば憂いなし、にも近いですが、こちらの方が実際的ですね。
Custom makes all things easy. (習うより慣れろ)
習慣がすべてを簡単にする。座学よりもOJT(On the Job Training 実際の職場で実戦を通して学ぶ訓練)の方が身につきますよね。
A friend in need is a friend indeed. (まさかの友こそ真の友)
苦労している、ついていないときにこそ支えてくれる友人の存在がありがたいものです。
A creaking gate hangs long on its hinges. (柳に雪折れなし)
きしむ門は長持ちするといった意味です。柳のようにしなって、苦労を受け流しましょう。
Experience must be bought.(経験はお金を出してでも買わなければならない)
経験は、またそこにある苦労は、買ってでも味わうべきという表現です。