英検1級道場ー英検の問題にはタネ本がありますーパート2

山中昇

山中昇

テーマ:英検1次試験に関する情報


以前、下記のコラムでも紹介したように、英検の読解・リスニング問題には、級を超えたタネ本があります。
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5109382/☚これです

今回は、準1級と1級の読解問題の記事を紹介します。

いずれも、Natureからの引用と思われます。

①準1級読解問題 2016-1 The Serpentine Columbine
これは、 Serpentine Columbineという植物がネチャネチャの毛先で虫を捕え、それを使って自分を食べにくる虫から自分の身を守るという話です。

自分を食べにくるCaterpillarという虫をSpiderに食べさせることで自分の身を守るのです。
Spiderをおびき寄せるために虫を捕まえます。

Spiderの餌になる虫を捕まえるために、この植物は茎や葉から化学物質(匂い)を出します。
化学物質に引き付けられ、捕らえられた虫はネバネバで身動きがとれず餓死します。

②1級読解問題 2021-2 The Jewel Wasp(スズメバチ)
これは、Jewel Waspというスズメバチが繁殖のために、ごきぶりを使うという話です。

Waspは、ごきぶりを自分の顎で掴み(噛みつく?)、毒を出してごきぶりの前足を動かなくさせます。
その状態で、第二撃の針をゴキブリの脳のある1点に正確に刺し、毒を注入し、毒を盛られたゴキブリを思いのままに操ります。

ゴキブリは、Waspの餌になるために身づくろいをするのですが、その間にWaspはゴキブリを隠しておく穴を探しにいきます。
穴を見つけてゴキブリの元に戻ると、ゴキブリをその穴に引っ張っていき、ゴキブリの足元に卵を産み付けて飛び去っていきます。

穴の中で孵化したWaspの幼虫は、ゴキブリの体内に寄生し、ゴキブリから栄養分を取りながら成長します。
ゴキブリの体内にはバクテリアが住んでいて危険なため、Waspの幼虫は液体を出して自分を保護します。

成虫になると、ゴキブリの殻をやぶって穴から飛び出し、次のゴキブリを探して同じことを繰り返していきます。

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話の筋を追うのがとても難しいのです。
試験問題にするなら、問題をつくりやすいと言える内容です。

いずれの問題も、多くの受講生に解かせましたが、困難でキリキリ舞しています。

記述を丁寧に正確に読んでいけば理解できる内容です。
想像を超えた話なので、頭の固い人は全く歯が立たないようです。
むしろ小学生の方が理解が早いことが証明されています。

英検の勉強をしていると、英語だけではなく、地球上の多くの事象や自然界のことなど、たくさん学ぶことができます。

英検に挑戦する中で、幅広い教養を身に付けることができます。
一緒に勉強していきましょう。

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山中昇
専門家

山中昇(英語講師)

英検一級道場

英検1級1次・2次試験合わせて通算87回合格という実績と経験を生かし、朝7時から夜10時までオンライン(zoom)マンツーマンでの英語レッスン。年齢・場所不問、世界中に受講生あり。オフ通いも可能。

山中昇プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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