英検1級道場-戦い済んで、日が暮れて(46回目) 2016-2英検1級1次試験と格闘
最近、英検1級道場には、小学校低学年の生徒が増えています。
このため、英検3級、準2級、2級、準1級、1級まで、これまでの英検の過去問を幅広く取り入れてレッスンしています。
その中で気づいたことがあります。
英検の級を問わず、英検の問題は、『サイエンス』『ネイチャー』等に掲載されている記事をベースにして、級のレベルに合わせて書き換えて出題されているものが目立ちます。
例えば、Bajauという東南アジアの水上生活者を題材にした問題は、準2級の読解、準1級のリスニング問題として出題されています。
内容はほぼ同じです。
ただし、単語の使い方、構文の使い方等を変化させています。
(この集団の人々は、脾臓が通常の倍以上大きいそうです。そのため、素潜りが得意で、中には13分潜れる人もいるそうです)
他にも、サイエンスやネイチャーから採った記事が多いのも特徴です。
私は、東京大学教授の池谷裕二先生の著書のファンです。
著作に出てくる記事と英検の問題がかなり重なることがあります。
例えば、裕福な人は善行を積むとは限らない。
お金がないと思考力が落ちる(集中力がなくなる)。
政治的信条は、かなりの程度、遺伝で決まる。
などなど、とても興味深い内容ばかりです。
ぜひ、目を通してみてください。
数日前にも掲載しましたが、英検の問題には、世界中の国や都市からとった題材が多くあります。地理や歴史の勉強の教材にもなります。
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5108670/
英検で英語を勉強することに醍醐味を感じられるのは、このような点にもあります。
幅広い知識を身に付けるためにも、英検の勉強は最適と言えるでしょう。
この点は、ビジネス分野に特化したTOEICに比べて、格段に優れていると感じています。
私も英検の読解、リスニング問題から学ぶことがとても多いです。
皆さんも一緒に勉強してみませんか?