英検1級道場-天国の伴侶が応援してくれた27回目の英検1級2次試験合格
ふとした会話からラマダンのことを思い出し、これを書いています。
The Japan Timesが出している記事の中に、AP通信から引用した英文があります。
タイトルは、Foreign Residents Open their Kitchen。
TADAKUというオンラインマッチングサイトがあります。
日本在住の外国人たちが自宅のキッチンで、お国自慢の料理を作ったり、話したりする中で、文化交流をはかるという試みです。
生徒は日本人。
200人以上の登録者(料理を教える外国人)があるようです。
その記事では、トルコ人女性が4人の日本人客を迎えたときの様子が紹介されています。
盛り上がった頃に、日本人の1人がラマダンについての質問をします。
「1か月も断食をしたら、たいへんなのではないですか?」
Ispurさんというホストはこう答えます。
”I gain some weight during RAMADAN period, because I eat big meals every night."
おそらく日本人の大半は、敬虔なイスラム教徒は、1か月間飲まず食わずでやせ細るのでは、と思っているでしょう。
ラマダンでは、日中(太陽が昇ってから沈むまで)は一切飲み食いしないということであり、それ以外の時間は自由です。
イスラム教は、砂漠地帯の厳しい環境で生まれました。
水や食べ物を得るのが難しく、それらを口にできることは神の恵みと考えられるのでしょう。
まさに、「有難い」ということです。
日本は、水は豊富。食べ物も海の幸、山の幸を四季を通じて味わうことができます。
ラマダンをする、断食をする、積極的な理由がありません。
神道では、穀物や食物を神前に供えて感謝します。
断食は「外来」の宗教である仏教の修行です。
自然環境に恵まれた日本に生まれたことを改めて感謝しているところです。
ちなみに、退職後に暮らしたい国の第2位は日本だそうです(1位はカナダ)。
私は旅が好きで日本全国を訪ねていますが、納得できるランキングです。