英検1級道場ー2024-2英検2次試験A日程の合否が発表されましたーWEBで確認しましょう
英語がすらすら口から出てきません
7月末に、突然、ある受講生から連絡が入らなくなりました
この人は、28か月、熱心に英検2級レベルからレッスンを積み重ね、1級レベルの問題にもチャレンジできるようになった努力家です
やっと連絡が取れましたが、要するに、海外旅行に行った際に、読んだり、聞いたりするのは1級や準1級レベルの力があるのに、会話がスムーズにいかなかったことにショックを受け、会話中心に方向を変えたということでした
1次試験対策ばかりやってきたのですが、基礎力が十分ついたので、準1級やTOEICなどでチャレンジしてみてはどうかと提案した矢先でした
確かに、会話はまったくやっていません
1次に通ればやっていたでしょうが、1次が合格できるように基礎力を養ってきました
受講者は、1次試験対策のレッスンを受けて力をつければ、会話のほうも自然に力がつくというふうな印象でおられたようです
1次試験に合格するが、2次で連敗を繰り返す人が多くいます
そういう人はの大多数は、日常の簡単な会話もできません
ニューヨークタイムズが読めるのに、幼稚園児の会話力しかないのです
きわめてアンバランスです
でも、これは、英検やTOEICのせいではありません
読んだら聞いたり、書いたりする力と話す力は、ベースの部分ではつながっていても、直結はしていないのです
つまり、話すことは別の能力として鍛える必要があります
下記は、私が出した励ましのメールです
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山中了解です
気が向いたらいつでも戻ってきてください
ドアはいつも開いています
一つだけアドバイスがあります
日本では、小学生低学年でもまともな日本語を話します
日常生活ではまったく問題がありません
でも、彼らは、社会に出ても話しが通用しません
NHKのニュースやほかの番組を見ても、理解できるものは限られます
読み書きが伴って、初めて、レベルの高い話を聞いたり、話したりできるのです
読む、書く、聞く、話す能力は別々ですが、一体のものです
現在、帰国子女をたくさん預かっています
彼らは確かにすごいのですが、1級や準1級に合格できるとは限りません
英語で勉強が足りない子は、やはりだめなのです
日本人でも、国語をまじめにやらない子は日本語能力が劣るのと同じです
NOVAで「すごい」と言われた人でも英検2級や準1級は歯が立たない例はざらにあります
社会人の英語は、読む、書く、聞く、話す能力をバランスよく鍛える必要があります
ですから、2次試験があり、話す力を問われるのです
〇〇さんとは、1次試験対策しかやってきませんでした
そのことはしっかりと認識すべきだと思います
1次に合格しても2次で連敗という人も多いです
そういう人は、簡単な日常会話もできません
でも、英検で問われるのは、簡単な日常会話ではないのです
帰国子女だから2次に合格できるということはありません
以上