英検1級道場-"result in" と "lead to"の使い方の違いについて
東京から500キロ離れた地方在住の方からメールがあり、早速、スカイプで1時間懇談した
TOEICの戦歴を見ると、平均して、リスニングが480、リーディングが410、計890くらいの実力だ
当然だが、ご本人は、リスニングはできるのにリーディングが思うようにならない、何とか突破口を見つけたいとの悩みを持って相談に来られたわけだ
英検準1級のリスニング問題のパート②を使ってチェックした
放送は、ほとんどついていけないのに、テキストを読ませると、意味をとらえながら、正確に読んでいき、意味も取れることがわかった
私は、ご本人にこう伝えた
・事実は、認識と完全に逆である
・リーディングはかなりのレベルだが、リスニングは、準1級もほとんどついていけないレベルであり、出直しが必要
なで、こうなったのか?
理由は簡単だ
TOEICのリスニングは、設問と選択肢が印刷してあるので、それを先読みし、あたりをつけながら、待ち伏せ攻撃すれば1割程度しか聞こえていなくても正解が得られてしまう試験形式だからだ
つまり、テクニックを身につければ高得点が得られるのだ
TOEICリスニングで高得点=リスニングがすぐれている と誤解するのだ
リーディングは、問題数がやたらと多いので、消化しきれない人は、実力以下に評価されてしまう
翌日、その人から連絡があり、近々、受講が始まる
リーディングがしっかりしているので、改善は早いとみている
宿題として、トラッドジャパンのラーメンとカレーライスのディクテーションをお願いした
これを(やれば)見れば、どこが聞こえていて、どこがどう聞こえていないかがあぶりだされる
病気治療と同じで、症状と原因をつかみ、それに合った正しい治療方法を採用することが肝要だ
かなりの実力を持ちながら、分厚い岩盤に阻まれて、先に進めない人がいたら、英検1級道場を訪ねてほしい
ひとりひとりの悩みや症状に応じて、懇切丁寧に問題解決していく
hf9n-ymnk@asahi-net.or.jp
山中昇