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74.「また来てください」より100倍響く! お客様の「記念日」を記憶するデジタルカルテの魔法

森和吉

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テーマ:デジタルマーケティング

皆様、こんにちは。株式会社吉和の森八戸web制作集客の森和吉です。

前回(第73回)は、デジタルの効率化で生み出した時間を「手書きのハガキ」というアナログな手間に投資し、お客様に強烈な感動をお届けするお話をしました。
今回は、その「感動」を単発で終わらせず、5年、10年と続く「一生の絆」へと育てていくための、顧客データの活用法についてお話しします。

テーマは、「『また来てください』より100倍響く! お客様の『記念日』を記憶するデジタルカルテの魔法」です。

人は「自分のことを覚えていてくれる人」を好きになる


行きつけの飲食店で、「いつものビールでいいですか?」と店員さんに声をかけられた時、なんだか嬉しくなって「またこのお店に来よう」と思った経験はありませんか?
人間は、「自分のことを特別に覚えていてくれた」という事実に対して、とてつもない喜びと親しみを感じる生き物です。

しかし、ビジネスが成長し、お客様の数が100人、500人と増えていくと、経営者やスタッフの「頭の中の記憶」だけで全員の顔や細かな会話の内容を覚えておくことは不可能になります。
忘れたくて忘れているわけではないのに、結果として「たくさんいる客の一人」として事務的に接してしまい、お客様の心が離れていってしまう。これが、中小企業が陥りがちな顧客離れの真実です。

デジタルは、あなたの「思いやり」を拡張する記憶装置


ここで活躍するのが、顧客名簿やLINEのメモ機能といった「デジタルの記憶装置(デジタルカルテ)」です。
デジタルで顧客管理と聞くと、「年齢や住所、購買履歴を分析して、効率よく売り込むための冷たいシステム」を想像するかもしれません。しかし、私たちが目指すのはその逆です。

デジタルカルテには、お客様のスペック(情報)ではなく「会話の温度」を記録してください。
「来年、娘さんが小学校に入学するらしい」
「実は最近、保護犬を飼い始めたそうだ」
「結婚10周年の記念で、うちのサービスを利用してくれた」

こうした、何気ない雑談の中でポロリとこぼれたお客様の個人的なエピソードを、接客が終わった直後にスマホやパソコンでサッとメモ(記録)しておくのです。

記念日の「サプライズ」が、一生のファンを創る


この「思いやりの記録」があると、数ヶ月後、あるいは1年後に、とてつもない魔法が使えます。

商品が売れた日からちょうど1年経った日や、お客様の特別な記念日に、LINEやハガキでこんなメッセージを送るのです。
「〇〇様、当店をご利用いただいてから今日でちょうど1年ですね。そういえば、娘さんは無事に小学校にご入学されましたか? 毎日元気にランドセルを背負っている姿が目に浮かびます。またいつでも遊びに来てくださいね」

「また商品を買ってください」という売り込みは一切ありません。
これを読んだお客様は、「1年も前の何気ない会話を、この人はまだ覚えていてくれたんだ!」と雷に打たれたような感動を覚えます。そして、「私のことをこんなに大切に想ってくれるこの会社を、一生応援し続けよう」と心に誓ってくれるのです。

記憶することは、愛すること


お客様のことを記憶し続けることは、商売における最大の「愛」であり「究極のおもてなし」です。
人間の脳の限界をデジタルの力で補い、目の前の一人を特別扱いし続けること。ぜひ今日から、お客様との温かい会話を一つだけ、デジタルのメモに残すことから始めてみませんか?

このコラムでは、WebやSNSが苦手な方にもわかりやすく、集客につながる考え方や実務のヒントをお伝えしていきます。青森・八戸をはじめ、地域で事業を続ける方にとって、少しでも前向きな一歩につながればうれしく思います。

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