07.SNS運用で大切なのは、毎日投稿よりも目的を決めること
皆様、こんにちは。株式会社吉和の森八戸web制作集客の森和吉です。
前回(第60回)は、これまでの集大成として、デジタル資産が事業承継にどう役立つかという未来のお話をしました。還暦という大きな節目を越え、第61回となる今回からは、また明日からすぐに自社のビジネスで使える実践的なテクニックに戻りたいと思います。
今回のテーマは、「『お問い合わせ』ボタンの心理的ハードルを下げる、魔法の言葉」です。
お客様の指は、ボタンの上で迷っている
あなたが一生懸命に現場ブログを書き、お客様の喜びの声をホームページに掲載し、それを見た新規のお客様が「この会社、すごく良さそうだな」と心を動かされたとします。
しかし、画面を一番下までスクロールして「お問い合わせはこちら」や「送信する」という無機質なボタンを見た瞬間、お客様の指がピタッと止まってしまうことがよくあります。なぜでしょうか?
それは、お客様にとってそのボタンを押すことが「重すぎる」からです。
「これを押したら最後、しつこく営業の電話がかかってくるのではないか?」
「まだ他社と迷っていて、買うと決めたわけではないのに、相談なんてしていいのだろうか?」
画面の向こう側で、お客様は私たちが想像している以上に強い不安を抱え、迷っています。
実店舗の入り口に「買う人以外お断り」と書いていませんか?
これを実店舗の商売に置き換えてみてください。
お店の入り口に、ただ「入店口」とだけ書かれた重い扉があったら、初めてのお客様は警戒して中に入れませんよね。これは、ホームページにただ「送信する」というボタンだけを置いているのと同じ状態です。
しかし、その扉の横に「※ 見るだけでも大歓迎です!お気軽にお入りください」「※ しつこいお声がけはいたしません」という手書きのポップが貼ってあったらどうでしょうか。お客様はホッとして、安心して扉を開けてくれます。
「ほんの数文字の思いやり」が、大きなご縁を連れてくる
Webの世界でも、全く同じ気遣いが必要です。
「お問い合わせ」ボタンのすぐ上や下に、ほんの一言(専門用語でマイクロコピーと呼びます)、お客様の不安を先回りして解消する言葉を添えてみてください。
- 「※ まだ依頼するか決まっていなくても、お気軽にご相談ください」
- 「※ 無理な営業や、しつこいお電話は一切いたしません」
- 「※ 24時間以内に、担当の〇〇から丁寧にお返事いたします」
たったこれだけでいいのです。高額なシステムを入れる必要も、ホームページを大改修する必要もありません。
デジタル集客の本質は、画面の向こうにいる生身の人間の「感情」に寄り添うことです。お客様の不安を察し、ポンと優しく背中を押してあげる「人肌感」のある一言が添えられているか。ぜひ今日、自社のホームページのボタン周りを見直してみてください。
このコラムでは、WebやSNSが苦手な方にもわかりやすく、集客につながる考え方や実務のヒントをお伝えしていきます。青森・八戸をはじめ、地域で事業を続ける方にとって、少しでも前向きな一歩につながればうれしく思います。


