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奥浩昭プロのご紹介
現場目線で収益構造を見直し、日本のものづくり企業を元気に(3/3)
時代の変化に対応する「ESG経営」で新たなビジネスチャンスを
奥さんは、VEリーダーとして研修を行うなど、技術者の教育にも力を入れます。VE(Value Engineering)とは、製品の価値を、機能とコストの関係性から高めていく「価値工学」です。
「顧客ニーズに応えて機能ばかりを追求しても、価格の折り合いがつかなければ商品として成立しません。コスト意識を持ち、利益を確保してこそ、商品価値が生まれます。技術者が原価計算や原価低減の方法を身に付け、開発に生かせると、企業の競争力は高まります」
IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)などの技術革新が進み、ものづくりを取り巻く環境は大きく変わりつつあります。これからの時代を見据えて奥さんが提案するのは、Environment(環境)・Social(社会)・Governance(企業統治)の、三つの要素を重視した「ESG経営」です。
「CO2排出削減や廃棄物の抑制など、取り組める項目は幅広く、新たな取引先の開拓など、ビジネスチャンスも生まれます。また、取引先や仕入れ先、エンドユーザーと価値観を共有し、一緒にモノを作り上げるという視点に加え、企業が存続し続けるための源である人材開発も今後は必要不可欠になるでしょう」
時代が変わっても、ものづくりが社会で果たす役割は大きいと力を込める奥さん。
「製品を待っているお客さまがいる限り、モノを生み出すこと自体が社会に貢献しています。ものづくり企業の成長と発展を支えることが、豊かな社会を実現する一助になればいいですね」と語ります。
(取材年月:2022年8月)
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