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レゴランドジャパンの名古屋へのインパクト
名古屋にレゴランドが開園して盛り上がるのかと思えば、なぜか問題点ばかり報道されてしまっています。
東のディズニーリゾート、西のUSJと比較すれば規模は格段に小さい。また、明らかに子供というコアな層をターゲットにしたテーマパークです。
しかし、レゴランドはディズニーリゾートやUSJと比較するようなテーマパークでしょうか。確かに一般的なテーマパークにあるようなライドなどは最低限整備されているようですが、レゴランドが“ものづくり”や“堅実性”を売りにしている名古屋、愛知県に開園した意味を考え、それをコアに名古屋港湾部のまちづくりを考えるきっかけとすべきでしょう。
テーマパークと公共交通インフラ
ディズニーリゾートでは京葉線の舞浜駅が整備されることで、東京駅と直結しています。USJでは桜島線にユニバーサルシティ駅が整備され、大阪環状線を経由して大阪駅や天王寺駅と直結しています。
また周辺部には関連開発が進められましたが、それが成功するかどうかは地元の責任において進められていて、コアとなるテーマパークに責任を負わせるようなことはしていません。
ディズニーリゾートにしても、USJにしても経営的に厳しい時期はありました。しかし、それぞれの経営努力だけでなく、地域のさまざまな支援が盛り返すきっかけとなりました。
名古屋や愛知県およびその市民・県民も今こそアイデアを出し合って、行動を行うことを試されているといえます。
あおなみ線の未来像
公共交通の側面から考えられるのは、レゴランドの周りに駐車場を整備するのではなく、あおなみ線の中部国際空港までの延伸や名古屋駅でのJR線乗り入れなどを検討する良い機会ではないかと思います。
レゴランドは名古屋及び愛知県の未来に向けたまちづくり構想力と行動力が試されているといえるのです。