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ほうれんそうは上司から歩み寄る時代

竹内和美

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テーマ:人材育成

Z世代の人材育成について

難敵をいかに攻略するかを考える


いわゆるZ世代の人材育成を「難しい」と感じている方は、大勢いると思います。
ことに、40代、50代には難敵ともいえる存在のようです。

今日は、そんな難敵をいかに成長させるかについて書きました。

ほうれんそうは、上司から歩み寄るのが基本です


分らないことがあったら、なんでも聞いてくださいね。
途中まで、進めたら、一度報告してもらってもいいですか?

などと、声をかけておいたから大丈夫! だと思いたい気持ちは理解できますが、
実際には、それでは「報告」も「連絡」も、ましてや「相談」なんて絶対に持ち込まれません。

なぜなら、若い人たちにとっては、「気分(感情)」が重要な指標になっているからです。

この気分というのは、
・若い人たちの気分が乗らない
 ということもありますが、

・上司の「機嫌」を読み取っていること
 にも理由があるのです。

上司の皆さんが、しかめ面をしているとか、
態度が横柄だったりすると、たちまち、ほうれんそうの気分は萎えてしまうのです。

では、どうしたらよいか?

まずは、上司の皆さんから歩み寄りましょう。

今、時間ありますか?
報告を受けたいと思うのですが、どうですか?

などと、相手の都合をうかがうことから始めます。
もちろん、疑問点や、確認したい点をもって臨みましょう。

「いやぁ、特にありません!」
と、突っぱねられられることもあると思いますが、
「そうですか。ただ、あの件はどうしましたか?」と、軽く突っ込んでいきましょう。

答えが、安心できるないようであれば、
「それは良かった、わたしは安心しました、引き続き、よろしくお願いします」といって、
引き下がりましょう。

答えが安心できないようであれば、
「それは残念です。私の考えとは違います。わたしにできることがありますか?」と言って、
相談に応ずる姿勢をみせましょう。

必要な情報は、取りに行くものだ割り切りましょう

ひと時代前なら、部下が情報をもってくるのが当たり前でしたが、
現代では、時代遅れな考え方になりました。
ほうれんそうは、情報の共有です。
マネジメントする上司にとっては、生命線の一つが情報共有です。

それならば、自分から取りに行くものだと割り切った方が合理的です。
しかめ面をしないとか、不遜な態度を示さないなどを心がけることも大切ですが、

それでも、部下から歩み寄ることの方が少ないと思った方が賢明です。

Z世代は、気分(感情)で行動する生き物だと割り切って、
それでも、そんな世代を成長させることを求められるのが、マネジメント職の役割の一つです。

考え方を斜め45度変えてみて、世代に合わせられる自分の方が、マネジメントに成功するのだと
言い聞かせてみてはいかがでしょうか?

今日は、Z世代とのほうれんそうについて書きました。

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竹内和美
専門家

竹内和美(キャリア形成を支援する研修講師)

株式会社オフィス・ウィズ

実践を想定したワークショップ形式の研修を実施。製造業から小売業、サービス業まで、また経営者や中間管理層から新入社員まで、実績と事例が豊富。組織の根幹である人材育成に様々な角度からアプローチします。

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