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竹内和美プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

「幸せであり続けるための考える習慣と感情調整を手に入れる」

竹内和美

竹内和美

テーマ:キャリアアップのためのコーチング

なぜ、順調な時こそ、苛立ちを覚える出来ことがおきるか?

ある課題を解決して、「やれやれ、これで平穏な時間を取り戻せた」さぁ遅れを取り戻そうとか、目標到達に向かうぞ!と意気込むと、まもなく、また別の課題が発生することを経験されたことはありますか?
なぜ、次から次へとまるで嫌がらせのように、人はいろんな課題を持ち込んでくるのでしょうか?

まず、平穏な状態にある自分を分析すると、感情も安定し、考える時間や質も安定しているのではないでしょうか?また、判断の基準も明確で、いつもと同じ基準で、いつもの選択ができる状態にあることが多いようです。
ところが、その「いつも」と同じ状態にならないことが発生した時はいかがですか?
たちまち、感情は乱れるし、判断の基準はおろか、選択肢も作れなくなってしまう。白か黒のどちらか? やるの?やらないの?など、二者択一になってしまいます。
なぜ、人は、自分の「いつも」の状態を侵されると思考停止に陥ったり、感情が乱れるのでしょうか?

わたしたちは、推進力と抑制力、恒常性の狭間でイライラしたりおたおたしたり。自分の判断や決断、意志の弱さなどを受け入れられずに、自分を責めたりしてしまいます。

平穏な状態(恒常性)がずっと続いていると、ちょっとやってみようかな(推進力)という気持ちが湧き、行動しようとすると、でもなぁ、ちょっと待て!(抑制力)と自分が自分を止める声が聞こえることがあったり、知らないうちに立ち止まったりすることがあります。

平坦な道のりは楽だけれども、刺激は少ない。
少ない方が幸せなのに、なぜか、刺激を感じてしまう。
その複雑性を持ち合わせて生きるのが、人間なのかもしれませんね。
自分の考えや感情にそぐわない「コト」をキャッチすると、それが刺激となって感情や思考が揺さぶられたり、停止してしまったりするのです。
推進力と抑制力、恒常性のバランスが崩れた時に「刺激」と感じてしまうのでしょう。
恒常性が崩れると、抑制力(不安や心配を感じたとたん行動を停止させる力)が働き、推進力を阻害するという関係性でしょう。

トリガーは崩れる恒常性


では、常に幸せを感じるために、どうすればよいのでしょうか?

常に、自分の感情や考えを揺さぶる出来ことは、今後も起こることは間違いありません。そこで、自分自身の思考のクセを知り、何に反応するかを突き止め、反応の仕方を変えることができれば、課題発生が楽しめるようになるかもしれません。
では、反応の仕方をかえるためには、どうすればよいか。
1. 刺激を感じたときに、いったん立ち止まる
2. 選択肢を増やす
3. 何を選ぶにしても、自分が選んだことを褒める

ようにしましょう。

1.刺激を感じたら立ち止まる
感情に振り回されないようにするために、事実を書き出し、どんな気持ちを抱えたかを書き出す。
例えば、
事実:食事のマナーが悪い人からランチに誘われた
感情:え?なんで私なの(戸惑い)、嫌だなぁ
戸惑い → 揺れるなぁ心 → なんで揺れるの?
     嫌だなぁ → どうして嫌なの? → マナー悪いから? → その人と一緒にいるところを見られたくないよ

2.選択肢を増やす
Yes(いいよ、行きましょう) No(今日はひとりで食べたいからまた誘ってね) のほかに、どんな選択をする自由があるかを考る。
例えば、
Aさんも一緒にどうかなぁ?(3人なら見られてもいい)
   やり残した仕事があるので、簡単に済ませたい(やっぱりマナーの悪い人とは食事が楽しめない)
と、2つ追加できれば、じっくり考えることができるでしょう。

3. 自分で選んだことを褒める
人は、自身を過小評価する傾向にあります。そのため、人に相談したり、支援をうける機会がなければ、自分で自分の選択を褒める習慣づけを行いましょう。
どんな結果にしろ、自分の心の声に従った自分に、「よくやった」と声をかけましょう。

刺激に対して、反応するまでにほんの少し、「間」を空けることができれば、自分の選択を誇りに思うことができれば、幸せな時間が増えると思います。
どうぞ、皆さん、チャレンジしてみてくださいね。

もちろん、わたしたちキャリア・コーチが、皆さんの人生の幸福度をより高くするためのパートナーとして寄り添わせていただくこともできますので、ご安心くださいね。

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竹内和美
専門家

竹内和美(キャリア形成を支援する研修講師)

株式会社オフィス・ウィズ

実践を想定したワークショップ形式の研修を実施。製造業から小売業、サービス業まで、また経営者や中間管理層から新入社員まで、実績と事例が豊富。組織の根幹である人材育成に様々な角度からアプローチします。

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