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竹内和美

人づくりを軸に組織の可能性を広げる研修講師

竹内和美(たけうちかずみ) / キャリア形成を支援する研修講師

株式会社オフィス・ウィズ

コラム

不寛容時代をどう生きる?

2019年5月3日

コラムカテゴリ:ビジネス

子育てしているときは、

みんな、真剣勝負。

親として考える、自身の育児に対する考えにとらわれ過ぎて、
不寛容さに支配されてしまうようですが、


剣道や柔道の真剣勝負ではないのだから。

子育ての真剣勝負は、「笑顔」で挑んでほしいんです。



だってね、子どもって本来は、

自分のためにも、周りの人のためにも、

笑顔でいられる存在なんだから。



自分の意志をちゃんと示せるようになりなさいと称して、

お店のサービスの方に、

「すいません、お水下さい」って言わせるのも

大切な経験の引き金にはなると思うけど、



そもそも、小さな子どもがいるのに、

お水の用意に気づかないサービスの人に、

こっそり親が頼んであげるという「思いやり」を示すことは

子どもにとって、どういう大人になればよいかの手本を示すことにはなるわけですし、



「お水が欲しい」という意志を示すのに、

「すいません」と謝る必要はないわけだから、

「お水下さい」だけ

あるいは、「お水ください、お願いします」でいいんだし。



食事の席にいるのに、

一緒にいる家族だけでなく、

隣のテーブルの人たち(わたしたちだったのですが)にまで、

イライラが伝わるオーラを出すのは、

お手本となる大人として、どうしたものかと思うのです。



でも、たぶん、一生懸命なんだと思うんです。

一生懸命、子どもたちのために良い旅行にしたいんだろうし、

外で食事をするから、マナーもきちんとさせたいし、

食事(内容、量ともに)もちゃんととってもらいたいんだろうと思うと、



ついつい、肩に力がはいっちゃうんだろうな~って、思うんです。



不寛容時代を生きるのは、ホント!大変だと思うけど。

そういう時代を生き抜ける子どもをそだてなくちゃと 

思うのはもっとたいへんだと思うけど。

もう少し、大らかに、目的を一つにしたら楽になれるんじゃないかな?



マナーならマナーを教えるけど、

自覚して身に着けるためには、失敗も必要なわけで、



例えば、食事場所で寝転んでしまっても、

注意を聴かない子どもを怒るのではなくて、

どうしたら聴くかな?って知恵を働かせればいいし、

周りの人に、お騒がせしましたって、謝る勇気を持って「申し訳ないことです」って

謝っちゃえばすむしね。



また、周りの人も、少々のことは目をつぶってあげたらいいし。

もし、それで我慢がならないと思うなら、

あきらめて、出ちゃえばいいと思うんだよね。



エゴとエゴをぶつけても、いいことは何も生まれない。

明らかなルール(法律などの)違反はともかくとして、



そうでないことは、「お互いさま」で過ごせる社会を生きられたら、



みんな笑顔で過ごせるのになぁ・・と思います。



さぁて、不寛容時代を、皆さんはどう楽しく生きようと思いますか?

何か良い知恵があったら、ぜひぜひ教えて下さいね。



補足)ミラーリングを簡単に説明すると、

相手のしぐさや言動・行動などを鏡のようにして真似をすることにより、

相手に好意や親近感を抱かせる心理テクニックのことを言います。

怒っている人に笑顔で働きかけないのは、共感していないように伝わってしまうからです。

子どもは、ミラーリングの天才です。


この記事を書いたプロ

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