「情報が見える」ことで安心できる学校に〜知らない不安より、知る安心を〜
お子さんが宿題や新しいことに取り組むとき、
「間違えたら嫌だから、やらない」
「できないから、やめておく」
と言ったことはありませんか。
答えがわかっていそうなのに、授業で手を挙げない。
習い事でも、一度うまくいかないと「もうやりたくない」と言う。
そんな姿を見ると、
「失敗を怖がりすぎているのでは」
「このままで大丈夫なのだろうか」
と心配になる保護者の方もいらっしゃると思います。
けれども、挑戦しないからといって、必ずしも意欲がないわけではありません。
本当はやってみたい。
答えも考えている。
それでも、「間違えたら恥ずかしい」「できなかったらがっかりされる」という不安が、子どもを止めていることがあります。
学校でも、同じような姿が見られます。
先生の質問に対する考えはあるのに、手を挙げられない。
グループ活動でも、自分の意見を言えない。
子どもの中では、「正しいかどうか」が気になりすぎて、一歩を踏み出せなくなっているのです。
私たち大人も、最初から何でもできたわけではありません。
自転車に乗るときも、料理や仕事を覚えるときも、失敗を重ねながら少しずつできるようになってきました。
子どもも同じです。
新しいことを学ぶときには、わからないことがあります。
勘違いすることも、思うようにできないこともあります。
その経験を通して、
「どこが難しかったのか」
「次はどうすればよいのか」
を考えることが、学びにつながります。
ところが、「間違えてはいけない」という気持ちが強くなると、子どもは自信のあることしかやらなくなります。
できる問題だけを選ぶ。
正解が確実なときだけ発言する。
少し難しいと、始める前に諦める。
これでは、失敗する機会だけでなく、できるようになる機会まで失われてしまいます。
そのため学校では、「失敗できる教室」をつくることが大切にされています。
間違った答えを笑わない。
すぐに正解だけを教えない。
考えた過程にも目を向ける。
「間違えても、そこから考え直せばいい」
「一度でできなくても、もう一度やってみればいい」
そう思える安心感が、子どもの挑戦を支えます。
家庭でも、同じような関わりができます。
お子さんが失敗したとき、つい、
「なんでできなかったの?」
「前にも教えたでしょう」
と言いたくなることもあるでしょう。
忙しい毎日の中では、そうした言葉が出てしまうのも無理のないことです。それだけで、保護者の接し方が間違っているということではありません。
ただ、少し余裕があるときには、こんなふうに聞いてみてください。
「どこが難しかった?」
「やってみて、どこまではわかった?」
「次はどうしてみようか?」
失敗した結果だけではなく、その途中に目を向ける声かけです。
すぐにお子さんの反応が変わらないこともあります。それでも、責められずに話を聞いてもらえた経験が積み重なると、「失敗しても、もう一度やっていい」という安心感が少しずつ育っていきます。
これからの時代に必要なのは、一度も失敗しない子ではありません。
失敗したときに立ち止まり、考え直し、もう一度やってみようと思える子です。
そして、その力は、学校だけでも家庭だけでも育てることはできません。子どもの姿を見ながら、周囲の大人が同じ方向で支えていくことが大切です。
ハイパーブレインでは、子どもが安心して挑戦できる環境づくりや、学校・家庭での関わり方、教育現場におけるICT活用についてお伝えしています。
「子どもへの声のかけ方を考えたい」
「保護者と学校で共通理解を持ちたい」
といったテーマで、PTA研修や保護者会などの小規模な場にも対応しています。子どもたちの様子について気になることがありましたら、まずは現在のお悩みをお聞かせください。


