山形の行政書士便り80福祉輸送許可
運送業の許可を取りたいというご相談を受けるとき一番先にうかがうことは、「運行管理者はいますか?整備管理者はいますか?」です。
この二つの資格者がいないと運送業は出来ません。
又、よくきかれることは兼務できますかということです。運行・整備管理者の兼務、運転手との兼務、社長との兼務、全てOKです。
運送業には29両まで1人、30稜から2人といったように保有車両により運行管理者を1営業所毎に置かなければならないとされています。国家試験で運行管理の実務経験が2年以上か又は運行管理者基礎講習(3日間です)を受ければ受験資格が得られます。通常は8月と3月の2回の試験がありますが、今年は特別に5月18日に臨時の試験が行われます。各県で試験が行なわれますが、今回は全国10カ所のみです。NASVAのHPに日程が出ていますが、基礎講習、試験も早めに申込期限が設定されているので、4月、10月になったら早めにHPをチェックしておいてください。ネットでも郵送でも申込みが出来ますが、今回は郵送のみの受付となっていました。基礎講習も最近は少し増えてきましたが従来は年2回しか開催されていませんでした.全国どこで基礎講習、試験を受けても大丈夫です。ここ2回は合格率が20%を切り大変厳しい者になっております。うちの事務所では7月と2月、今回は4月9日に受験対策セミナーを開いています。基本的にお客さま対象なので少人数で9時半から4時半まで鬼のようになって(笑)講師をしております。忙しい中なるべく一日で合格に近づいていただけるよう本気の講習です。是非受験なさる方、お申し込みください。
次回は整備管理者の話をします。