傷跡のケアに
抜糸も済んだし、手術から結構日数も経つのに。。。
大概の場合それはじつは普通のことなのです。
まず、仮に手術の傷跡が小さくても実際に手を加えた範囲はそれより広いことがほとんどです。
これは身体にしてみれば結構なケガをしたようなものです。
メスを入れると細い末梢神経も切れますがこれ自体は何の心配もありません。
そのため術後暫くの間は手術した部分の感覚は鈍いのです。
しかしある程度時間が経って細い神経が再生してくるとその部分の感覚が戻ってきます。
この時に痛みを感じやすいのです。
長時間正座をしていた直後は足が痺れていますよね?
はじめのうちは痛くありません。なぜなら痺れが勝っているからです。
ところが次第に感覚が正常に戻るにつれビリビリと痛くなってきます。
そしてこれを過ぎるとようやく普通に戻ります。
術後もこれと似たような時期があるということを覚えておいてください。
どうしても手術したらその部分だけ・その時だけと思いがちですが、実際身体には傷がついたのですから相応の経過をたどるわけです。