「たるみ」を正しく理解する
巷には数多くの治療機が存在しますが、どれがどうという話ではなく「効く人には効く」というのが個人的な結論です。当たり前過ぎてガッカリしないでくださいね。でもそれが現実かなと思うのです。
これは個々の治療機の実力がパッとしないからということではないと思います。顔面の治療においてはダウンタイムができるだけないことや傷跡を残さないことなどがとても重要です。顔面神経にダメージを与えないことも極めて重要です。なので、単に強力であればよいというわけにはいきません。
できるだけ多くの人に効くように各メーカーも工夫をしており、結果としてそれぞれに特色を持った治療機が色々と存在することになります。だからこそ数種類の治療機を組み合わせるのが本当は最も効果的だといわれることに対しては理解できますし納得もいくのですが、現実問題としてはなかなか悩ましいところです。
ところで、効く人と効きにくい人の境目は何かというと、皮下脂肪の多い人ほど・高齢であるほど=組織の萎縮が強いほど効果が弱いように感じます。治療機は真皮や皮下組織・筋膜などに作用するものが多いので、全体の厚みが薄い方が有利なのは明白ですよね。そして高齢者はやはり総じて治療に対する反応が弱い傾向があると思います。とはいえ、効く人には効いているわけで、やはり各人の見極めが大事なんでしょうね。