コラム
意外に多い保険適応外の眼瞼下垂症
2020年2月6日
率直さが売りの当コラム(勝手に言ってるし・・)なので書きます。
なおここでは先天性の眼瞼下垂症は除きます。
眼瞼下垂症の手術は基本的に保険適応なので普通は皆さんそのつもり受診されますが、実際に診察すると確かに下垂は僅かにあるものの、それよりも上まぶたの皮膚のたるみの方が問題点として大きい場合が少なくないように思います。
私の場合、この時点で保険適応の選択肢は消えるので眉毛下皮膚切除術を提案します。なぜなら、まつ毛側でたくさん皮膚を取る手術をしてしまうと術後に目立ち過ぎますしダウンタイムも長くなるためです。それに、嫌でも二重まぶたになってしまうので、それを希望しない方や印象をあまり変えたくない方にとってはありがた迷惑な話でもあるからです。
眼瞼下垂症の診断は血液検査などで下すのではなく診察で判断するものなので、明らかに重症の方は別として下垂の程度が微妙な方だと診断結果が医師により違うことがあるかもしれません。これは善し悪しの話ではなく、ある程度仕方のないことだと思います。
以前から申し上げているように、ひとくちに眼瞼下垂と言ってもその程度はじつに様々です。つまり100か0かという単純な話ではなくその間の人が幾らでも存在するということなのです。
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