コラム
術後安静・制限の意義
2019年5月2日
どんな手術であれ術後には大なり小なり必ず日常生活上の制限があります。そりゃそうです、手術なんですから。
その中で、例えばワキガ・多汗症の手術のように術後制限がはっきりしているものでは特にお酒と運動に注意が必要です。
なぜかというと、この2つは習慣になっていることが多いために我慢するのが大変だからです。でも最低限指示された期間は我慢しないと。
お酒は晩酌が習慣になっている人が要注意です。
運動はジム通いや筋トレなどが習慣になっている人が要注意です。
前者は言うに及ばずですが後者もなかなかです。
というのは、筋トレなどは「数日休むとトレーニング効果が無くなるので・・・」という強迫観念にとらわれやすいからです。仮にそうだとしても仕方がない時もあると思います。そりゃそうです、手術なんですから。
再びワキガ・多汗症を例に挙げてみると、「上半身は動かしたらいけないので下半身の筋トレだけにしてみました」というのも良くありません。踏ん張ったり、力んだり、汗をかくまでやってたら術後制限の意味がありませんしね。これでは「ケーキをやめて和菓子にしました♪」よりもわけが悪い。
というわけで、自分自身も術後経過を左右する重要な鍵を持っているのだということをお忘れなきようお願いいたします。
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