コラム
されど注入治療である
2019年4月12日
できるだけ効果的に、また安全に注入治療を行なうためには顔面の解剖を知っていることが絶対的に必要です。
それも表面的に知っているだけではなく三次元的に理解していなければいけません。
すべての組織がそうですが、例えば1本の動脈や神経でもずっと同じ深さを走行しているわけではありません。場所によって中間くらいの深さになったり、あるいはもっと表面に近い浅い部分になったりしています。まるで道のように時に高低し、蛇行し、枝分かれもしているのです。
注入治療は切らずに注射だけという手軽さが強調される傾向があるので誰がやっても同じように思われがちですが、切って開くわけではないがゆえに表面を通して内部の構図が頭に浮かんでいなければいけません。見えないものが見えていないとダメなんです。
このことは患者さんも是非理解しておいてください。
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