コラム
それも花粉症かも?
2018年4月7日 公開 / 2018年6月8日更新
ここ数ヶ月、肌荒れの改善を希望して受診される方が増えています。
皆さん症状が出ているのは首から上だけで、その他の露出部には特に不都合はありません。症状といっても明らかなニキビが多発するとか、湿疹やかぶれといったはっきりとしたものというより、全体的に乾燥気味である・細かな吹き出物が出やすい・肌が敏感になった感じでチクチクピリピリしてかゆい時もある、、、という感じで、「全体的に何だか調子が悪い」と表現されます。
これは個人的な印象ですが、こうした方々はいわゆる「肌が弱い」タイプのことが多く、何かのきっかけがあると他の人よりもかゆくなりやすい人が多いように思います。
花粉症という名称から目・鼻・のどに集中して症状が出るような気がしますが、実際は皮膚症状(皮膚炎)も珍しくはありませんし、その他の症状も何でもありと言っても過言ではないと思います。
これら花粉症による皮膚炎が原因と考えられるケースでは、ニキビ治療や美顔目的に行なうケミカルピーリングなどのような、どちらかというと刺激を伴うような治療は選択せずにビタミンCイオン導入やプラセンタ添加ビタミンCイオン導入などを軸に治療を行ないます。
内服や塗り薬など花粉症に対する一般治療で皮膚症状がスッキリしない方には、皮膚のバリア機能を取り戻すために美容皮膚科的アプローチも必要ではないかと思います。
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