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傷跡の治療について

木村哲治

木村哲治

テーマ:美容外科

凸凹したニキビ跡も言い換えればニキビによってできた傷跡なのですが、今回はそれ以外の傷跡についてのお話です。

まず代表的なものとして手術の跡・切傷や擦傷など各種怪我の跡・ヤケドの跡などが挙げられると思います。いわゆる妊娠線も含まれるでしょう。

そしてそれらに対しては色々な治療法の選択があり各々を組み合わせて治療するわけですが、その内容に関わらずすべてに共通するのは「傷跡をゼロの状態にすることはできない」という大原則なのです。つまり、「タイムマシンのごとくその部分の皮膚を傷ができる前の状態に戻すことはできない」ということです。

では何のために治療しているのか?というと、できるだけ不自然感なくうまくごまかせるようにしたいからです。この「うまくごまかす」というのは何も「傷跡が見えにくくなる」ということだけを意味するわけではありません。

「うまくごまかす」ためには場合によっては傷跡を別の形の傷跡に変えてしまうことも有効なのです。結果的に治療前よりも傷跡が長くなったり面積が大きくなったとしても、他人から不自然な目で見られることがなくなったとしたら意義のあることではないでしょうか。

そこに傷跡が存在するかしないかだけを見るのではなく、なぜその傷跡が目立つのか?という視点も非常に重要だと思います。

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木村哲治
専門家

木村哲治(外科医)

カメイクリニック富山院

患者さんご自身の血小板と線維芽細胞成長因子を用いたPRPF治療は適応範囲も広く且つ自然な仕上がりとなるため積極的に行なっています。https://www.prpf.jp

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