蓮の花咲く頃の彩で

石崎弥佳

石崎弥佳

テーマ:季節の室らいレッスン



ひさかたの 雨も降らぬか 蓮葉に  溜れる水の 玉に似たる見む

― 詠み人知らず(万葉集 巻十六・3837)

「雨でも降らないかなあ。蓮の葉にたまった水が、玉のように美しく輝く姿を見てみたい。」

万葉の人々が愛した蓮は、今もなお私たちの心を惹きつけます。

白花蓮(しろばなはす)
蓮は、泥の中から育ちながらも清らかな花を咲かせることから、
「清浄」や「悟り」の象徴として古くから親しまれてきました。

朝に咲き、午後には静かに閉じるその姿は、暑い夏に涼やかな趣を添え、
日本人が大切にしてきた「静寂の美」を感じさせてくれます。

七月の雨あがり
梅雨明けが待ち遠しい季節となりました。
雨上がりの澄んだ空気や、陽の光にきらめく草花には
この時季ならではの美しさがあります。
移りゆく季節を楽しみましょう。


フラワースクール

今月も「季節の室礼レッスン」を開催しました。

花に触れる時間は、不思議と心を穏やかにしてくれます。
一輪一輪と向き合い、色や形を感じながら作品を仕上げていく時間は
自分自身の心も整えてくれる大切なひとときです。

「新古典的(ネオクラシック)」
伝統美と現代的な感性を融合させた「新古典的」がテーマ。
フォルムやバランスを意識しながら、
植物本来の美しさを生かした作品づくりに取り組みました。

完成した作品はどれも個性豊かで、
教室にはまるで作品展のような美しいアレンジメントが並びました。




使用花材
•トルコキキョウ「ピッコローサスノー」(福岡県)
•スプレーバラ「フレアー」(愛知県)
•スプレーカーネーション「ラスカルホワイト」(長野県)
•スノーボール(北海道)
•西洋ニンジンボク(香川県)
•シルバーキャット(香川県)
•利休草(高知県)
•アスパラナナス「プルモーサスペラ」(鹿児島県)

同じ花材でも完成する作品は一人ひとり違います。
その違いこそが、それぞれの感性の美しさなのだと
改めて感じたレッスンでした。











花まつフラワーアカデミーでは、季節の花に触れながら
日本の四季や花文化を楽しむ「季節の室礼レッスン」を毎月開催しています。
花に癒やされ、心豊かな時間をご一緒しませんか。
来月も皆さまとお会いできますことを楽しみにしております。

本日の装い
今日は単衣の着物で皆さまをお迎えしました。
この着物は、受講生のTさんから
「先生によかったら着てほしい」とお譲りいただいた大切な一枚です。
結婚されて初めてのお盆のお墓参りに
お召しになった思い出のお着物とのこと。
その想いまで受け継がせていただく気持ちで袖を通しました。
Tさん、本当にありがとうございました。




リンクをコピーしました

Mybestpro Members

石崎弥佳
専門家

石崎弥佳(フラワーデザイナー)

花まつフラワーアカデミー(万華苑)

北陸最大級の実績を誇るフラワースクールです。在籍10年以上の生徒さんが現在200名超え、年齢問わず通って下さっております。花のプロを目指すフラワー装飾マスターコースの修了生は400名を超えました。

石崎弥佳プロは北日本新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

フラワーアレンジメントのプロ

石崎弥佳プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼