感謝でいっぱい ようこそ


春過ぎて 夏来るらし 白たえの 衣干したり 天の香久山
持統天皇 (巻1 28)
本日の構成
楽しい動きと、少しの緊張感を感じる
リズムで組み立てるアレンジメント。
春の明るい植物たちが
軽やかに躍っているようなイメージです。
私のお稽古では、形や構成と同じくらい
その花と向き合う心を大切にしています。
・自分自身を勇気づけるような想いを込めてもよし。
・花の気持ちになって、
「きっとこう飾られたら嬉しいだろうな」と思い巡らせてもよし。
・大好きな誰かに見せてあげたい、と想像してもよし。
心にふっと浮かんだ一つの情景や想い。
それこそが、今日の創作の出発点です。
どうぞ胸に描いたイメージを、
ゆっくり丁寧に花に映してまいりましょうねぇ。
特に本年度からは
このことを繰り返しお伝えしています。
花のデザインは
手だけでなく、心から生まれるものですから。
お花の色彩は「辛夷 こぶし」からいただいております。
私のお稽古では、
皆様にお配りする花材の「お里(産地)」を
いつもお伝えするようにしています。
今日のお花たちはこちら。
ラナンキュラス 雪てまり(香川県)
レースフラワー(千葉県)
チューリップ マウントタコマ(新潟県)
スカビオサ スノーメーデン(長崎県・福岡県)
エンドウの豆の葉(千葉県)
タラスピ 豆軍配薺(香川県)
グニユーカリ(愛媛県)
お花は、どれも農家さんが手をかけ
愛情を注いで育ててくださったもの。
だから私は、
生徒さんに「この子のお里はここなんですよ」と
お話しするのが好きなのです。
そうすると皆さん、
「わぁ、遠いところから来たんだねぇ」
「ようこそ、ここへ」
なんて声をかけてくださるんです。
すると不思議ですね。
お花さんたちが、なんだか急に愛おしくなる。
「じゃあ、綺麗に飾るからね」
「長く元気でいてね」
そんな気持ちが、自然と生まれてくるんです。
実は今日のスカビオサさんは
お一人10本ずつお配りするため
ひとつの県だけでは揃わなくて…。
長崎県からと、福岡県からと
九州の2つの県から集まってきてくれました。
なので、
どの子が長崎で、どの子が福岡なのかは…実は分からない(笑)
とはいえ、九州から北陸まで。
ずいぶん遠い旅をして、ここまで来てくれたお花たち。
「ようこそ」

受講生の皆様は
愛情いっぱいで
それぞれすごーく素敵に仕上げられました。
とっても心地がいいですねぇ。
あっ、豆!
今日の講師の着物
あっ、帯がですねぇ、馬がいるんですよ。何とも粋でしょう。
本日の帯と着物は、亡き恩師よりありがたく譲り受けたものです。
Ⅿ先生、本当に、ご縁に感謝でいっぱいです。



