とっても寒い日にお花のレッスンにようこそ

我が宿の 尾花が上の 白露を
消たずて玉に 貫くものにもが
大伴家持
万葉の歌を朗誦するところから始まった
秋のレッスン。
「尾花」はススキのこと。
穂に宿る白露の儚くも美しい情景に、
日本の原風景を想う。
そんな風情を受けて、今回の花あわせは、
ススキの色彩をいただきました。
シンピジュウム 茜の光
やわらかな茜色が、秋の夕暮れを思わせます。
大輪菊 フエゴダーク
深みのある赤が、季節の移ろいと情熱を表現。
目の前のお花たちが本当に美しくてー。
お花たちー、良いわあー。

そして、いざアレンジ。
それぞれの手元から生まれる作品は
どれも個性豊かで、
まるで一輪一輪と対話をしているような、
温かな空気に包まれました。
尊くて、とっても大好きなお花と過ごす時間
ご縁に感謝です。

この花器は
射水市と陶房匠の里作家さんの
1点ものの作品。
今日の作品にピッタリなんですよー。
良いですねー。わぁー。



