豊穣の彩りで


堅香子のお花の彩りで
もののふの 八十やそ娘子をとめらが 汲くみまがふ 寺てら井ゐの上の 堅かた香か子ごの花
大伴家持(巻19 4143)
1275年前にここ越中で家持さんが詠んだ万葉集
かたかごは、カタクリともいい
雪が解けた早春の野山に咲く花です。
深い雪に覆われた土の中で
じっと春をまっていた堅香子は、
辛抱強く春を待つ北陸の人々と共通するものがあります。
そのお花のお色は紅紫色。薄紫色。
なので、今日のお稽古の
お花さんたちの顔ぶれがこのようになりました。
ラナンキュラス(テレーズ)
バラ (スウィートデュウ・リネブランス)
カーネーション(ユカリ)
スカビオサ (ラズベリーリップルスコープ)
構成 ノイクラシッシェ 新古典的


こんなに美しいお花を見ると元気が出ます
お花のお稽古は
自分のご褒美の時間
心うきうきフラワーレッスン
どこにでも咲いているか言えば全くそうではなく
堅香子の花は現在絶滅危惧種に指定されています。
高岡市古城公園の射水神社すぐそばに
咲いてるよ。と、教えてもらいました。
射水神社さんにお参りして、
堅香子の花と、桜のお花見に行かないと。
行きまーす。
今日の講師は
色無地で一つ紋。
帯がとっても綺麗なんです。
着物・帯は、母のタンスよりです。
桜の木の下で
くりちゃんに写真撮ってもらいました。



