久保数政氏をお迎えしてのスペシャルレッスン
「夏は夜
月のころはさらなり…」
お花のレッスンの冒頭は
高橋先生の美しいお声にて
枕草子 清少納言
「清少納言が見ていた
夏の夜、朝焼けを
私たちも同じものを見ているんだなあと
思うと心がときめきますねぇ。
自然はすばらしいなぁと
思いますねぇ。」
と洋子先生。
この枕草子からのヒントで
今日のデザインは「夏の夜」の感じでの
提案だったんです。
そして本日の作品の花合わせの彩りは
夏にはいろんな花が咲くけれど
夏に静かに咲くお花をピックアップして
とのこと。
その中には「カラスウリの花」。
カラスウリの花は
日没後、暗くなりかけると咲きはじめ
翌朝日の出前に萎みます。
とっても不思議な白い花で
周りがレース編みみたいになっているのです。
先生はどちらかのお山で観察されたらしいのです。
「懐中電灯の明かりで見たんですけど、幻想的でねぇ。」って。
夜に美しく素敵に咲く
カラスウリの花に見立てて
今日の花材の一種を選択されていました。
先生のデザインの構成には
全部に意味があって
なるほどなるほどと引き込まれました。
高橋洋子先生に直接
この夏にとっておきのデザインを
教えていただけることに
とっても幸せをいただきました。
夏の夜、暗くなってきて
月と星が見えて
あたりは静寂に包まれる独特の雰囲気の
そんな感じで
フラワーデザインです。
「明日も頑張ろう!」と
前向きに思える綺麗な光景の
フラワーデザインです。
本当に情緒的で気品があって
素晴らしいのです。
深く感動しました。
光り輝く
素敵な花レッスンでございました。