小暑のころの室らい
「如月の北陸の原風景を撮影して下さい。」と
このレッスンのために特別オーダーしております。
まずは、野崎カメラマンさん撮影による写真鑑賞から
本日のプロフェショナルコースは始まったのでした。
写真は椿の花に雪がかぶっている風景
めじろも枝に止まっています。
柳の木にも雪が…。
撮影場所は富山市とありました。
ううん、美しい‼
北陸の如月の風景は
もちろん見慣れている私たちではあるのですが
いざ写真でこうして眺めることをしてみると
まあ、なんて美しいと、改めて感じることができます。
そして、暦の上では春とは言え
まだまだ寒い北陸だけれども、
だからこそ、今しか目に納められない
この如月の美ししすぎる自然の風景を楽しもうと思えて参ります。
雪の白色
椿のピンク色をもとに
本日のフラワーデザインの色合わせを行っております。
Nさん作
Yさん作
Uさん作
さて、このレッスンでは季節の万葉集を
私が選ばせていただき、ご紹介しております。
万葉集は大好きです。
本日選んだ歌は大伴家持さんがここ越中の地で詠まれた
梅と柳をかざし(かんざし)にした春の歌と
志貴皇子の御歌の、
「石走る 垂水の上の早蕨(さわらび)の
萌え出づる 春になりにけるかもの」 春の訪れを歓ぶ歌。
今日は恋の歌ではありませんでしたが、
Yさんがゆっくりと私にこんなお話をして下さいました。
万葉集で私が恋の歌などを紹介すると
「早々にレッスンを終えて
家で待っているご主人さまのもとに帰らないとと
歌を聞きながら思うことがある。」
と、発言されました。
そんな時は家に帰って、万葉集の話をご主人様にされるそうです。
まあ、なんて素敵な‼
私のレッスンは
通常このような感じです…。
もちろん、花のレッスンの一環でございます…。
作品は皆様、本当に上手でございます。