講師にお迎えしましたのは中山佳巳氏
10月20日(土)
高橋洋子先生のスペシャルレッスン2日目。
テーマは「重陽の節句 菊の被綿」
被綿 「きせわた」と読みます。
受講生一同、今までに知らない知識の数々
なになにと探究心をもってお勉強させていただきました。
「菊には気品があり、邪気を清める力があると信じられ
重陽の節句には宮中で観菊の宴が催されました。
その前夜、絹の真綿を菊に被せて、花の香りを移し
その露の湿りで体を拭うと邪気を払い、
不老長寿の効ありと言い伝えが信じられてきました。」
高橋先生の講義より。
真綿は先生が染色をして持ってきて下さいました。
ふかふかで。もこもこで触っているとなんだか幸せ感があふれる感じ。
被綿 「きせわた」。菊の帽子にするのです。
心地よく、楽しい。
大菊の赤色、白色、黄色に被せるのですが、
菊の色に合わせて被綿(ベレー帽?)の色も決まっているとのこと
気品があり、でも可愛い、へええ…こんな風に菊を飾るんですね。
知らなかったのです。教えて下さって感謝いたします。
日本人の繊細で敏感な感性によってはぐくまれた日本文化を知って
優雅な季節の彩りを
現代のフラワーデザインに活かす素敵な花レッスンでございます。
大菊と小菊と野ばらでの交差のテクニックを用いた作品構成。
インパクトがありました。心に響く花レッスン、素晴らしい内容。
受講生一名づつに、好評をいただきました。
先生には大多数の受講生は
「まあ、お上手ねえ。」と優しいお声をかけていただいたのでした。
それでいて、ゆっくりともっとよくなるかもの個所は
丁寧にご指導をいただきました。
私の家に飾っている今年のJFTDのカレンダーに
高橋洋子先生の作品が掲載されています。
現代日本を代表するクリエイターとあり、
しっとりと美しい花作品の数々が掲載されているカレンダーです。
ちなみに自宅のカレンダーは他には
もちろん「花まつオリジナルカレンダー」使っています。
このカレンダーも負けずに、いいカレンダーなんです…。
さて、そのJFTDカレンダーに
高橋洋子先生のプロフィールがありました。
2002年インターフローラワールドカップ3位
1999年JFTDフラワーデザイン競技会グランドチャンピオン選手権優勝
1998年アジアカップ優勝
…他受賞歴多数…
私は今までに様々なことを先生に教えていただきました。
はじめに富山にお越しいただいた時には
自然に恵まれたこの富山の環境に住んでいる私に
自然を感じる大切さを、
もっと敏感に見つめることをしたらいいことを導いて下さいました。
ここ富山にはよく来て下さって
富山中央植物園にお花の色彩を鑑賞に行ったり
高岡古城公園で秋の紅葉した風景を学びに行ったり
花まつの本社の周りの自然も先生と歩いて散策したりと
ご指導をいただいております。
先生とめぐりあうことができて、私は幸せ感がいっぱいでございます。
感謝でございます。
今回のレッスンもまたまた、
一受講生として感激いたしました。